うつ病の症状を克服「うつ病治療ラボ」

うつ病の症状を治療し、克服する為の情報サイトです。うつ病の専門家の意見も踏まえながら改善に向けた情報を提供していきます。

*

シャンビリの対処法がわかった!5つの対処法

      2017/10/28

「薬をそろそろやめたい」「徐々に減薬したい」という気持ちは、処方薬を長期間服用すると絶対に出てくる気持ちです。

しかし抗うつ剤やSSRIと呼ばれるお薬を急に減薬・断薬すると、思わぬ副作用に悩まされることが多いです。代表的な副作用が「シャンビリ」と言われるものです。

このコラムではシャンビリのメカニズムや対処法についてまとめてみました。

シャンビリとは

シャンビリとは、うつ薬の離脱症状の一つのことです。

離脱症状とは、抗うつ薬をやめたり、量を減らしたりした時になる症状のことです。今まで服用していた薬が得られなくなることで体に変化が生じ、様々な症状が出るわけです。体が、断薬による自身の変化に戸惑い、めまいなどで表出して反応してしまうわけですね。よって、強い薬の方が、弱い薬より離脱症状になりやすいです。また、長期にわたって服用していた場合なりやすくなります。

さて、この抗うつ薬の離脱症状であるシャンビリですが、これはシャンシャンシャンという耳鳴りがすることと、ビリビリと手足がしびれることから言われている言葉です。抗うつ薬をやめる時に出るこのような耳鳴りやしびれの感覚のことをシャンビリ感と言うこともあります。ちなみにこのシャンビリは抗うつ薬の中でもパキシルという薬の離脱症状でなることが多いとされています。

シャンビリの機序は未だ不明な部分も多い!

シャンビリの主な理由として、セロトニンに対して効果を表すSSRIの減薬・断薬でシャンビリが多く見られることから、脳内のセロトニンの分泌が関係していると考えられています。

しかし残念ながら詳しいメカニズムは解明されていないのが現状です。唯一分かっているのが「SSRI」の減薬でシャンビリが現れるといった事実だけです。

離脱症状がない薬があればベストなのですが、今の精神医療ではなかなかそのような薬は存在しません。

もっと詳しく!シャンビリが起きやすい薬とは

SSRIという抗うつ薬(パキシルに限らず、ジェイゾロフト・デプロメールなど)が「シャンビリ」副作用に悩まされる場合が多いと言われています。

処方された薬の知識として「どのような効果と副作用があるか」を理解しておくことが大切です。

このシャンビリに悩まされている人も多いですので、以下に対処法をまとめておきます。

スポンサードリンク

シャンビリの対処法は

慣れるまで待つ

対処法になっていないように感じる人もいると思いますが、しばらく我慢していると段々と慣れてシャンビリが減っていくケースがあります。この時の心構えはビリビリするような感覚が出るものなんだと気楽に構えることです。そういうものなんだと割り切って考えると少しは気が楽になりますし、半月もすれば症状がなくなる場合もあります。

薬の量を減らすことをやめる

薬の量を減らすにはまだ早かったのかもしれません。早く薬の量を減らして、早く病気を治そうと焦ってはいませんか。医者と相談して、思い切って薬の量を元に戻してみるのはどうでしょうか。薬の量を戻して、しばらく様子を見てから調子がいい時に減らすと、シャンビリが出ることなく薬をやめることができる可能性が高まります。

薬を変える

シャンビリになりにくい薬に変更するという手です。薬を別のものに変えてしばらく様子を見てから、その薬を減らしていくのです。そうすることでシャンビリが出ることなく薬をやめることができます。

減薬ペースを落とす

例えば5mgを1mgに落とす場合、いきなり5mg→3mg→1mgと減薬していくと人によっては離脱症状が現れる場合があります。

そのような場合、5mg→4mg→3mg→2mg→1mgと細かく減薬することで体への負担を軽くする方法です。すぐに薬を止めたい気持ちは分かりますが、シャンビリを避けるためには必要な措置だと言えます。

慎重に減薬していけば自然と止められますので、医師の元で焦らずに取り組みましょう。

まずは医師に相談しましょう!

日常生活に支障が出たり、耐えきれない離脱症状が目立つ場合は、まず主治医とよく相談することが大切です。

離脱症状は薬を徐々に減らすといった適切な減薬へのアプローチをすると、体への負担なく減薬することが可能です。勝手な減薬・断薬は体がビックリしてしまいますのできちんと指示を受けた方が良いでしょう。

また、医師は無理のない減薬で離脱症状をなるべく出さないように処方を変えていきますが、どれだけ緩やかに減薬しようとも、離脱症状は多かれ少なかれ体に現れることも多々あります。

ですので先述の通り「慣れるまで待つ」といった方法も重要なポイントです。

また「シャンビリ」を起こす患者さんに多く見受けられるのが勝手な減薬や断薬です。処方はきちんと守るべきだと言えます。

ちなみに、漢方に変えてみるのも良いかもしれません。

静命漢方堂
スポンサードリンク

私のシャンビリ体験

私自身もパキシルを飲んでいたこともあり、軽い離脱症状に悩んだ時期がありました。どのような離脱症状が起こったか詳細をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
  • 手や足を動かしたときにビリっとする
  • 視覚や聴覚が過敏になる
  • 手足を無性に動かしたくなる
  • 若干の吐き気
気になると思いますので、詳しく解説します!

手や足を動かしたときにビリっとする

特に手を動かしたときにビリビリと電流が走ったような感覚に陥ります。仕事中にビリビリするので気になって仕方がありませんでした。

アメリカ精神医学会が発行している精神疾患の診断基準にもシャンビリの項目があり、ビリっとした感覚は「電気ショック感覚」と名付けられています。

いかにも電気が流れているような症状でしたので、あながち間違っていないなと思いました。

視覚や聴覚が過敏になる

視界に入ってくる情報や耳に入ってくる物音に異常に反応してしまいます。周囲の音が全てうるさく感じてしまいます。

また、全てが情報過多になるので、脳にすごく負担がかかりすぐ疲れてしまいます。

特に聴覚は入ってくる物音から避けようがないので、耳栓をして働いていたのを覚えています。

手足を無性に動かしたくなる

いわゆるソワソワ感です。じっとしていられない精神状態になってしまいます。とにかく動いておかないとソワソワが収まりません。

家族から貧乏ゆすりを指摘されることが多々ありました。地味に辛いです。

若干の吐き気

離脱症状に吐き気を感じる方も少なくありません。私の場合、薬を減薬し始めて1週間後くらいに下腹部の違和感を覚えました。

吐き気もそうなのですが、下腹部のモヤモヤとした感じは1日中つきまといます。食事をとる意欲も削がれてしまうので、かなり厄介な離脱症状だったことを覚えています。

 

主治医には分かってもらえない症状?

この「シャンビリ」という離脱症状は主治医は体験したことがありませんので、どのように辛いのか理解されにくいといった特徴があります。

どれだけ酷いのか、何が辛いのかが健常者には分からないので、丁寧に言葉で訴える以外方法がないところがもどかしいところです。

しかし、主治医の中で「シャンビリ」が起こった場合の対処法は、すでにガイドライン化されていますので、全く打つ手がないという訳ではありません。

 

まとめ

どの対処法でも大切なのが、自分だけでどうにかしようと思わないことです。

例えば、勝手に薬の量を減らしてシャンビリで苦しんでは元も子もありません。医者と協力することで、自分自身の体の調子を整えていきましょう。また、焦らないことも大切です。早く薬をやめよう、シャンビリをさっさとどうにかしようと無理するのではなく、ゆっくりと構える気持ちが大切です。

薬の対処だけでなく、そのような気の持ちようが、シャンビリ、そして病気の治療で大切になるわけですね。

スポンサードリンク


■一緒に読まれてる記事■

 - 精神安定剤や治療薬