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離脱症状に耐えパキシルの断薬に成功!

   

パキシル錠というジェネリック薬があります。パロキセチン塩酸塩という成分が主で、うつ病やうつ状態、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害に効果がある薬です。気分が晴れない、やる気が出ない、集中できない、眠れない、などの心の症状を改善し、不安や緊張をほぐして、気持ちを楽にさせてくれます。またうつ病以外にも、心の症状の改善薬として幅広く使用されています。

そんなパキシルですが、だからこそ、その薬をやめようとするときは、離脱症状に苦しむことになります。今回は、そんなパキシルの離脱症状に耐え、断薬を成功させるコツなどをご紹介します。

そもそも離脱症状はなぜ起こるのか?

抗うつ薬を飲んでいるときは、定期的にその成分が体内に入ってくるので問題はありませんが、その成分の量が著しく低下すると体や自律神経のバランスが崩れてしまいます。そのバランスが崩れてしまった状態の事を離脱症状が起こると言います。

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パキシルの離脱症状の内容と離脱症状が現れ始める時期

主な離脱症状としては、以下の様なものがあります。

・とても激しい耳鳴り
・とても強いめまい
・手足の強い痺れ
・痙攣
・とても激しい嘔吐
・とても激しい頭痛
・発汗
・ソワソワ感

パキシルは抗うつ薬の中でも、特に強い離脱症状があらわれる薬として知られています。また、断薬後12時間以内は上記の症状がとても強くあらわれます。

参考までに、その他の抗うつ薬の離脱症状も調べてみました。

 

その他の抗うつ薬の離脱症状

例:トレドミン(SNRI)

・耳鳴り
・めまい
・しびれ
・頭痛
・嘔吐

などが起こる事があります。離脱症状が現れ始める時期としては、断薬後12時間から36時間経過すると上記症状が徐々に身体に影響を及ぼしてきます。

 

例:トリプタノール(三環系抗うつ薬)

・めまい
・発汗
・頭痛
・ソワソワ感

などが挙げられます。
基本的にSNRIの抗うつ薬と症例はあまり変わりませんが、頻度は少ないとの検証が出ています。また、断薬後12時間から36時間後に徐々に身体に影響を及ぼします。

 

半減期について

抗うつ薬には専門的な用語で「半減期」という言葉があります。「半減期」とは薬の作用時間を表す目安の事です。この「半減期」が長ければ長いほど、体内に薬の成分が残り続けているということになるので、離脱症状が穏やかに身体に現れてきます。逆に短いと急激に、身体に影響を及ぼします。また、個人差にもよりますが、「薬の効果の強さ」により体内から成分が減った時の反動に変化が生じます。

つまり、薬の効果が強く半減期が短いものほど、離脱症状は危険であり、薬の効果が弱く半減期の長いものほど、離脱症状は安全性が増すという検証結果になります。

上記例をまとめると、パキシル>トレドミン>トリプタノールという事になります。薬の種別で表すなら、SSRI>SNRI>三環系抗うつ薬という順番になるでしょう。

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パキシルの離脱症状に対する対処法

断薬、減薬を延期する

急いで減薬や断薬を試みる事が、離脱症状への危険性を招く事に繋がってしまいます。数か月間、期間をあけて再び挑戦する事も一つの手段とも言えます。

 

減薬のペースを落とす

人の体は急激な変化に適応できません。可能な限り穏やかに減薬、断薬していく事をお勧めいたします。

 

薬の種類を変える

パキシルから種類を変えるのにお勧めの抗うつ薬は「パキシルCR錠」です。これはパキシルの改正版です。従来のパキシルよりもゆっくりと体内に吸収されるように作られています。反動が小さくなるように設計されているので離脱症状も少なくなっています。

 

私はこうしてパキシルを止めた体験談

2年前からパキシルを服用していたBさんは今年の3月から減薬を始めました。最初は20mgから15gmへ、その2ヵ月後には10gmへという感じで減らしていきました。20mgから15mgに減らしたときは、強い不安感に襲われ、急に寒気がしたと思ったらソワソワしてきて止まらなくなってしまいました。

そこで、抗うつ薬を変えてみようと思い、別の抗うつ薬パキシルCRという物を試してみました。すると不安感や寒気や頭痛は徐々に治まっていき、そこからまた減薬していきました。たびたび起こる吐き気や手足のしびれも徐々に消えて行きました。そして2か月前にとうとう断薬に成功しました。

この事を医師に相談した結果、医師は、Bさんの場合はそこまで思い離脱症状ではなかったという見解であったという事でした。Bさんはこれでも軽い方であったという事実に胸をなでおろす半面、抗うつ薬の恐ろしさを改めて痛感したとのことです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。とにかく離脱症状とうまく付き合いながら、パキシルの断薬を成功させるためには、

・断薬、減薬を延期する
・減薬のペースを落とす
・薬の種類を変える

の3つを意識して取り組んでみることをお勧めします。

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