うつ病の症状を克服「うつ病治療ラボ」

うつ病の症状を治療し、克服する為の情報サイトです。うつ病の専門家の意見も踏まえながら改善に向けた情報を提供していきます。

*

適応障害は甘え?うつ病との違いを解説!

   

「適応障害」という言葉は、皇太子妃雅子様が苦しまれている病気として、一躍、表舞台に上がってきた感のある疾患名ではないでしょうか。この適応障害とはどんな病気なのでしょうか?

単なる甘えなのでしょうか?このあたりを、うつ病と比較して考えてみましょう。

適応障害とはどんな病気? その症状は?

適応障害とは、うつ病と似た症状が現れるものですが、うつ病とは異なり、原因がハッキリしていて、どうしても受けいれられない要因に対してのみ、様々な反応を示してしまうという疾患です。

症状は、大きく分けて次の3つに分けられます。

 

1)情緒的症状
(抑うつ気分、不安、泣き出す、対人関係を避けるなど)


2)身体的症状
(動悸、肩こり、震え、けいれんなど)


3)行動的症状
(通常の行動とはかなりかけ離れたアルコール依存、虚偽発言、無銭飲食・乗車、規則違反など)


 

これらの症状が、特定のストレス源の元で現れるのです。

スポンサードリンク

原因は何? どう対処したら良いの?

原因は、ハッキリと特定されやすいようです。一般的に多い原因は、職場や学校などにある場合が多いようですが、離婚や病気によるストレスによる発症もあります。

しかし、原因を取り除く、なくなる、離れるなどすると、症状が消失するのが適応障害の特徴と言えます。原因となるものがない場所では、症状が現れずに、元気に過ごせる点が、うつ病とは大きく異なるのです。

ですから、この適応障害の対処法としては、症状の原因となっているストレス源から離れることが何よりとなります。そうしますと、社会人で職場に原因がある場合などは、退職などを考え、転職をする必要が出てくる場合もあります。

ただし、職場の何に原因があるかを更に絞り込み(過度なノルマ、仕事量、職場環境、人間関係など)、改善出来るものであれば、改善を要求するなどの行動をとることも必要でしょう。それが不可能である場合は、最終的に転職することになるかと思います。

原因が学校にある場合も同様に考えられます。

いずれにしても、原因がハッキリしているわけですから、それをしっかりと絞り込み、自ら対策を立てられるものならば対策を立ててストレス源から離れるようにし、改善要求できるものならば改善してもらうなどの対処方法を考える必要が出てきます。

またその他に、ストレスに対する負担を少なくするように認知を変える、薬物療法を受けるなども対処法として考えられます。

 

なりやすい人っているの?

適応障害になりやすい人とは、一般的にストレスに弱い人と思われがちですが、確かにストレスに弱いと言うことはあるのですが、あらゆるストレスに弱い訳ではなく、限定されたもの・ことに対するストレスに弱いということなのです。

ある特定の出来事や特定の人、環境からのみ強いストレスを感じてしまい、心身が反応してしまうという人が適応障害になりやすいのです。

スポンサードリンク

適応障害とうつ病の違いは何? 適応障害は甘え?

適応障害とうつ病、特に、うつ病の中でも最近特に話題になっている「非定型うつ病(新型うつ病)」(イヤな場面では鬱になるが、自分の好きなことになると、落ち込みは消えて元気になるといううつ病)と、どのように違うのでしょうか?それとも、同じものなのでしょうか?

この二者は、全く別物です。また、最初に記しましたように、一般的に言われるうつ病とも適応障害は異なるものです。

うつ病の場合は、ストレス源がハッキリしない場合も多いですし、分かったとして、そのストレス源から距離を置いても、抑うつ状態は改善されないのです。ですから、うつ病と適応障害は別物と考えて下さい。

では、うつ病は病気で、適応障害は甘えなのかというとそれも違うと言えるでしょう。適応障害は通常6ヶ月程度で回復しますが、長引く場合は、うつ病に移行している可能性が高いと言われています。

適応障害のうち40%以上は、5年後には、「うつ病」と診断されているというデータもあります。ですから、適応障害とはうつ病などの精神疾患に移行する前段階とも言えるもので、決して、「甘え」の一言で片付けられるものではないのです。

 

まとめ

以上のように、「適応障害」とは、うつ病と似ているようで全く違う特徴をもつ疾患です。

しかし、適応障害なりの治療を施さないと、数年後にはうつ病になってしまう可能性も秘めている精神疾患なのです。決して甘えなどではなく、列記とした精神疾患のひとつです。

適切な治療を受けて、適応障害の段階のうちに治癒させるようにしましょう。

スポンサードリンク


■一緒に読まれてる記事■

 - うつ病に関連すること ,