うつ病の症状を克服「うつ病治療ラボ」

うつ病の症状を治療し、克服する為の情報サイトです。うつ病の専門家の意見も踏まえながら改善に向けた情報を提供していきます。

*

うつの母親を理解するキッカケ

      2016/04/16

うつ病が近年ほど、蔓延している状況ですと、自分の身近な人がうつ病にかかったとしても何の不思議もないことですね。身近な人といっても、親戚や友人、ご近所の方などの場合は、まだ、多少、他人事といった態度でいることも可能です。

しかしです。

自分の家族がこの「うつ病」になってしまう場合もあり得るわけです。そして、最近は、主婦の間にもうつ病が多いということが知られてきています。ましてや、子供がいる家庭において、家事全般を担う母親がうつ病になった場合、どうなってしまうのでしょうか。

今回は、家族がうつ病になった時、特に、母親、しかも、育児や教育が必要な子供がいる場合について考えてみたいと思います。

母親(お母さん)がうつ病になってしまった?

家庭は本来、安らぎの場であります。その安らぎを支えている大黒柱は、何と言っても、母親であるお母さんでしょう。

そのお母さんがうつ病になってしまったら、家庭への影響はかなり大きいものと考えられます。まず、家庭が安らぎの場として、成り立たなくなるでしょう。当初は、母親がうつ病であることに気付かない場合も多いと思われます。

ですから、ただ、疲れているだけ、怠けている、サボっている、ちょっと気弱になっている、機嫌が悪いだけなど、母親個人の性格的な単なるワガママ的な問題として捉えられてしまう傾向もあるようです。

しかし、諸々の理由により、家庭で子育てをして家庭を支えている母親もうつ病になるということは十分にあり得るのです。その症状としては、先に挙げたような事柄の他に、人により様々な症状を示します。

そして、少しずつ日常と違う変化が出てくるのですが、素人目には見逃しやすいような些細なことが多いのかも知れません。

 

・外出をしたがらなくなる

・洗濯や掃除などの家事がおろそかになってくる

・身なりを気にしなくなってくる

・家中が片付かず、散らかってくる

・母親の笑顔が減ってくる

 

一例ですが、このような変化が見られるかも知れません。このような状態になってはじめて、家族は、母親の心の異変に気付いたりするもののようです。ですから、お母さん本人は、もっと前から、苦しく不安な状況を我慢して、過ごされてきたことが想像されます。

ご本人としても、頭痛や腰痛、胸や胃のあたりの不快感などがあったとしても、ちょっとした体調不良だとか、歳だからなど、と考えていた可能性もあり得ます。

家族の中で、母親・お母さんというのは、家庭のムードメーカーのような家庭生活の支柱ですので、ご本人も頑張ろうとしますし、周りも健康で元気であって当然というような考え方がまかり通ってしまっている点が、うつ病の早期発見・早期治療を遅らせる結果となるのではないかと思われます。

スポンサードリンク

家族への影響は? 特に子供への影響は?

母親がうつ病になってしまった場合、家庭内がギスギスした感じになり、夫もイライラしたり、子供も学校へきちんと通わなくなったり、子供の身なりや清潔などの点でも、母親の手が行き届かないため、問題が生じてくる可能性があります。

また、子供がより小さい場合には、子供の発達に大きな影響が生じる可能性も否定できません。お母さんのうつ病の程度によっては、代わりの保育者が必要な場合も出てくるでしょう。

また、小学生以上であれば、幼少期ほどの影響はないか知れませんが、子供自身の情緒が不安定になる可能性はありますので、注意が必要でしょう。

そして、子供といえども、その年齢に応じた「うつ病」に関する情報・知識を教えていく必要が、お母さんの治療にとっても必要であり、有効となるでしょう。子供自身も、お母さんがどうなってしまったのか分からないのが一番不安です。

まだまだ子供がうつ病について完全に理解することは難しいですが、お母さんがどのような状況にあるのかは、適宜、適切な情報提供や教育をしていくことが大切になります。子供は、お母さんがうつ病のようになってしまったことを自分のせいでそうなってしまったのだ、などと考えてしまい、後々まで、そのことが子供の成長に影響を与える場合もあります。

ですから、子供だから何も教えないとか、「ちょっと疲れているのよ!」程度の情報ではなく、その年齢の子供なりに納得いくような説明をしてあげることが重要でしょう。

スポンサードリンク

母親をどう理解し、どのように接したらよいのか?

母親とは言え、一人の女性がうつ病にかかってしまったわけです。基本的な対応や、うつ病に対する理解は、誰がうつ病になった時の場合と同様と考えて頂ければ良いかと思います。

ただ、母親がうつ病になったと言うことで、特に気をつけた方が良い点としては、家の仕事は母親がするべきだという考えを、一旦、横に置いて、母親を十分に休養をとってもらうことを考えると言うことです。

そして、接し方も、うつ病の方への対し方と基本的には同じです。母親としての仕事が出来ないことに一番悔しく、辛い思いをしているのは、母親ご本人であることを忘れずにいて下さい。

そして、

・責めるような言葉や態度

・行動を促すような言葉や態度

は大きな負担をかけることになりますから、注意しましょう。

いわゆる、「頑張って!」とか「やれば出来るよ!」などの言葉は禁句となります。家での母親の仕事は膨大にあります。それを家族全員で分担してサポートする体制を作るようにすると良いでしょう。

ですが、必要以上に構い過ぎるのも問題があるようです。適度な距離をとりつつ、話は聞いてあげる、そして、相づちも打つけれども、共感しすぎないことも大切です。

そして、母親のみでなく、家族全員が、母親のうつ病のことを自分のせいではないかなどと互いに自分を責めるような環境を作らないように気をつけましょう。

 

まとめ

以上のように、母親がうつ病になった場合は、母親がその家庭内で果たしている役割に応じて、計り知れない影響が及ぶでしょう。また、子供が小さければ小さいほど、子供への影響も大きく、その対応も重要なものとなってきます。

しかし、うつ病は焦っても早く治るものではありません。時間がかかるかも知れませんが、家族に出来ることは、温かいサポートをしていくことと、ゆったりとした家庭環境を作っていくことでしょう。

一日も早く、元通りの元気で健康的な家庭に戻れるよう、治療の際には、母親に治療に専念してもらいましょう。それが一番の近道と思われます。

■他のおすすめ記事はこちら
うつ病の家族や恋人との接し方まとめ


スポンサードリンク


■一緒に読まれてる記事■

 - うつ病の接し方 , ,