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うつでお風呂に入れない悩みを解決!

      2016/05/08

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よく「重度のうつは、入浴すら出来ないほど…」だと表現されることが多いように思います。うつになったことのない方、軽いうつ状態レベルの方には、この状況がどういう状態だか想像がつかないのだと思います。

まず、「お風呂には入れないほどのうつ」の時の状況や気持ちを解説し、続いて、お風呂に入るためにはどうしたら良いのかを考えてみたいと思います。

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本当にお風呂にも入れないの?

健康な方や程度の軽いうつの方からすると、「なんでお風呂ぐらい入れないの?」とか「お風呂に入れば気分転換になるんじゃない?」、「お風呂に入らないから気分が晴れないのよ!」などと思われるかと思います。

でも、それらのご意見は全くの的外れと言えるでしょう。

重度のうつの時というのは、表現するのが非常に難しいのですが、「息をするのもしんどい」というような状況なのです。

「もう本当に、ただ身体を横にしているしかない」とも言えるでしょうか。とにかく本当に何も出来ない、何する気力もない状態になってしまうのです。「横になる」というより「横になってしまう」「横向きになっているしかない」というような感じです。

「横になる」という自発性すらないのです。それしか出来ないのです。このような状況、状態ですから、お風呂入ることなどとんでもないことです。

もう通常の方が感じるような「お風呂に入ると気持ちいいわよ!」とか「気分転換になるから…」なんてことは全然、感じられない、想定外のことになってしまうのです。もう本当に、エネルギーが底をついているわけですから何も出来ない、何も考えられません。

底を抜けた今、敢えて表現してみると、「よく息し続けられていたなあ…」というくらいの感じなのです。何となくでもご想像いただけたでしょうか?

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お風呂のことが気になるようになれば、もう安心?

「お風呂に入れないなあ」とか「もうずっとお風呂に入っていないよな…」、「お風呂に入らないと不潔だな…」などと思うようになったら、もうそれだけで大前進です。

そう思いつつ、まだ「入る」ことが実行出来ないでいるとしても、

 

・入った方が良いのだよな…

・お風呂に入らないと…

・体臭がしてきたなあ…

・身体が気持ち悪いなあ…

 

などと、感じられるようになれば、もう「うつの底」は抜け出ています。入浴出来るようになるには、あともう一歩でしょう。

周囲は「入浴していないこと・出来ないこと」が非常に気になると思いますが、入浴しなくても死にはしません。もう少し待ってあげて下さい。

「入らないと…」という気持ちはドンドン出てくるのだけれど、実行にまでなかなか至らない場合には、手伝ってもらいながら、着替えをするだけでも、あるいは、ウエットタオルなどで身体を拭いてもらうだけでも、良いと思います。

いきなりお風呂場での入浴にまで持っていこうとしないことです。エネルギーがたまってきたら、それに応じた行動が必ず出来るようになりますから。「入浴出来ない」と言うこと自体に悩まないで下さい。

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面倒くささが残ってしまった場合には…

もう入浴出来るくらいにはエネルギーが戻ってきているのに、どうもそういう気持ちになかなかなれずにいる場合は、入浴時の楽しみを作ってみてはいかがでしょうか。

例えば、

・お風呂場に、音楽プレーヤーを持ち込んで、好きな音楽を聴く

・好きな入浴剤を入れて、くつろぐ

・本を持ち込む

など、ちょっと工夫をしてみると、意外と入浴することに対する面倒くささ・億劫さが軽減されるかも知れませんよ。

 

「入浴にはうつ気分を改善する要素がある」ことを頭に入れてみる

入浴することは、うつには確かに良いようなのです。科学的な説明が、どこまでなされたものであるかは不明ですが、

・血流が良くなり、脳内のセロトニン分泌も増える

・リラックス効果がある

・不眠の解消につながる

などのメリットがあるそうです。もうちょっとで入れそうという時には、「入浴はうつにメリットがあるんだ!」と言い聞かせてみるのも、良いかも知れません。

入浴を促進させる具体的なグッズをこちらの記事で紹介していますので参考までに。

「お風呂に入れない時はグッズで対応すると楽ラク!」

 

まとめ

「うつでお風呂に入れない」ということが悩みになっている方は、自分はもう「うつの底」からは脱しているのだと理解して、必要以上に、入れないことに悩むのを止めましょう。

「うつの底」にいる時はお風呂のことなど眼中にありません。それが、身体の気持ち悪さを感じたり、不潔感を持ったりというのは、心に余裕が出てきた証拠です。

お風呂は何℃が良いとか、半身浴が良いとか、シャワーでなく湯船にゆっくりつかりましょうとか、色々と入浴に関して言われますが、私は、そんなことは、後々出来るようになってから実践、実行すれば良いことだと思います。

まずは、とにかく休むことが第一です。そして、少しでもエネルギーがたまってきて、お風呂のことに気が行くようになったら、入浴出来れば短時間でも試みてみれば良いと思います。

ですが、なかなかその段階まで行き着かなければ、清拭してもらうなり、着替えのみするのでも良いと思うのです。少しずつ一歩一歩、通常の入浴に近づいていければ良いのです。入浴出来ないこと自体を悩まないで下さい。

入浴出来るか出来ないかは、うつの大きなバロメーターであるとも言えるでしょう。

「入浴しなくても死にはしない!」くらいに考えて、いつしか健康時の自分の入浴スタイルに戻れれば良いと言うくらいに、気楽に構えてみてはいかがでしょうか。永遠に入浴出来ないことはないはずですから。

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