うつ病の症状を克服「うつ病治療ラボ」

うつ病の症状を治療し、克服する為の情報サイトです。うつ病の専門家の意見も踏まえながら改善に向けた情報を提供していきます。

*

気分変調性障害は甘え?

      2015/11/15

「うつ病」という病名はよく耳にすると思いますが、「気分変調性障害」という言葉は、はじめて聞く人も多いのではないでしょうか?

「うつ病」とは区別される「気分変調性障害」とはいったいどんなものなのでしょうか?

気分変調性障害の症状は?

まずは、気分変調性障害の症状からみていきます。下記のような症状が主なものです。

 

・食欲がない または、過食気味

・不眠などの睡眠障害

・疲れやすい

・集中力がない

・判断力がない

・気分が後ろ向きになる  など

 

気分変調性障害は、上記のような症状が比較的軽く、ほぼ1日中、長期間(具体的には2年ほど)に渡って続く慢性疾患です。

スポンサードリンク


 

気分変調性障害はうつ病とは違う?

上記をみてみると、うつ病の症状とよく似ていると感じますよね?ただ、うつ病と比較して、症状が軽いことや長期間慢性的に続いているのが特徴です。

症状が軽い分、日常生活で大きな支障がないことが多く、周りからは「少し元気がないな」と思われていて、本人は「なんだか気分が晴れない」と主観的に苦しむ場合が多いです。

うつ病は明らかに以前と違うと周りから気づかれやすいのに対し、気分変調性障害は、病気のはじまりが分かりにくく慢性化しているので、周囲から気づかれることも少なく、本人も性格的なものだと思い込んでいる場合も多いのです。

そのため、発見が難しく、病院へ行くのも遅くなりがちですが、そのままほうっておくと重いうつの症状へと移行してしまうこともあります。

スポンサードリンク


 

うつ病とは異なる気分変調性障害の治療

では、気分変調性障害はどのように治療すればいいのでしょうか?

気分変調性障害は軽いうつ病が慢性化したような状態ですが、うつ病で有効とされている治療法が、気分変調性障害では、有効でない場合があります。下記が治療上の注意です。

 

抗うつ剤が効きにくい

症状が軽いわりには抗うつ剤が効きにくいのが特徴です。長期間抗うつ剤を使用してもまったく効果がなかったという場合も多いです。

認知行動療法も効きにくい

これもうつ病の治療で薬物療法とともに効果があるとされていますが、気分変調性障害には思ったほど効果がなかいとされています。

効果が出やすいのは「対人関係療法」

対人関係療法とは、自分の気持ちに大きく影響を与える人(例えば親や配偶者など)との関係性に焦点をあてて自分の気持ちを整理して症状と対人関係問題の関連を理解していく方法です。関係性の今後について考え対処する方法を学んでいくことで、対人関係のスキルを上げてストレスを減らしていくことを目指します。

 

まとめ

さて、気分変調性障害は軽いうつ病が慢性化したような状態ですが、ここまでみてきたように、その特徴や治療はうつ病と少し異なった特徴があることがおわかりいただけたでしょうか?

気分変調性障害は周りも本人も「性格的な問題」だとして片付けてしまいがちですが、その症状を見逃さずしっかりと治療していくことが大切です。

スポンサードリンク


■一緒に読まれてる記事■

 - 気分変調性障害について