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「躁転」って何?うつ病がなかなか治らないと悩むあなたへ

      2015/11/16

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皆さんは、「躁転(そうてん)」という言葉をお聞きになったことはありますか?一般の方はあまり耳にされたことのない言葉かと思います。簡単に言いますと「鬱(うつ)」の反対の状態に「転じる」とでも言ったら良いでしょうか。

実は近年、うつ病と診断された方に、この「躁転」が起こり、実は「躁うつ病」だったというケースが相次いでいるようです。今回は、この「躁転」について、お話ししていきましょう。

うつ状態が「躁状態」に。「躁状態」ってどんな状態なの?

まず、躁状態とはどのような状態かと言いますと、端的に言えば、先に言いましたように「うつ」の反対の状態をご想像頂ければ良いかと思います。具体的には、単に「元気がみなぎっている」とか「やる気満々」といった状態のレベルではなく、病的に気分が高まっている状態が継続することを指します。

更に具体的に例を示すと、

 

・気分が良すぎて、ハイな状態である

・興奮しやすく、それが高じて、怒りっぽかったりする

・自信がみなぎって、ケンカを売ってしまったりする。

・大変なおしゃべりになり、色々なアイデアが次々に湧いて出てくる

・後で困るほどの高額な買い物(家や土地、車など)をしてしまう

 

このような症状が1週間以上続くと「躁状態」の疑いが高くなります。また、「躁状態」までには至らないけれども、「躁」と同じような状態が4日以上続き、周囲から見ると行き過ぎと見えたりする場合には、「軽躁状態」と言われたりします。

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うつ病だと診断されていたが、実は「躁うつ病(双極性障害)」だった?

躁転する原因には、主に2つ挙げられるかと思います。1つは、抗うつ薬の副作用として、気分が持ち上がりすぎて、躁転してしまうケースです。

そして、もうひとつは、もともと「うつ病」ではなく「双極性障害(躁うつ病)」であったのに、双極性障害のうちの「うつ状態」から発症したために、うつ病と診断されており、途中で躁状態が出現した、という場合です。このような場合が、「躁転」が起きたと考えられる原因です。

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近年は、この双極性障害であることが初めに分からないために、「単極性のうつ病」と診断されていたため、抗うつ薬を使って治療をしていたが、効果が見られない。そこで、双極性障害を疑い、その薬を試してみたところ、すぐさま効き目が現れ、症状が改善し、うつ病ではなく双極性障害であったと言うことが分かった、という例がかなり目立ってきているようです。

そのような意味から、なかなか治らないうつ病は、一度は双極性障害を疑ってみましょうというような流れが、現在、出てきています。

 

まとめ

以上のように、「うつ」という言葉は大変一般的になり、ほとんどの方が理解されておりますが、「躁」という言葉はまだまだ周知不足の感があります。まして「躁転」などと言う言葉を知っている方は少数派でしょう。

すから、うつ状態からあるキッカケで、急に躁の状態が見られると、戸惑う方も多いはずです。だからこそ、「うつ」もしくは「うつ病」になった場合は、「躁転」という言葉についても、事前に知識を持っておくことが大切になります。それは、薬の副作用、もしくは、診断違い(敢えて、誤診とは言いません)によって、「躁転」が起こる可能性が少なくないためです。

双極性障害は、うつ状態からはじまるケースが多いそうで、当初、うつ病と診断されている事も多く、しかし、実際は、双極性障害なのですから、いつかは、躁転が起こって、「躁状態」の症状が現れることがあるわけですね。

そのような知識を事前に持っているかどうかは、治療において、非常に大きな違いが出てくる可能性があります。うつ病の方は、「躁」や「躁転」のことについても事前に情報を持っておくことが大切ということですね。

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