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うつ病が重度になるとどんな症状がでるの?

      2016/05/08

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昨今、皆さんの周りでも、「うつ病」のことが話題になったり、または、『知り合いや身近にいる●●さんが「うつ病」なんだそうよ!』なんていう話を耳にしたりすることはないでしょうか。

うつ病は、非常に、身近な精神疾患となってきています。そして、精神疾患の中では、最も市民権を得たものであると言えるでしょう。

しかし、つい十数年前までは、「うつ病」になったと言えば、やはりまだ表立っては公表できるような病気ではなく、ひた隠しにする傾向が強いものであったと言えるでしょう。

そのような状況ですから、「うつ病」に対する正しい知識や情報が行き届いていない部分がまだまだたくさんあるかと思います。「うつ病」と一口に言っても、その症状の程度から、軽度、中等度、重度という3つのレベルに分けて、考えられています。

そこで今回は、その中でも最も重いとされる「重度のうつ病」の症状について、まとめてみたいと思います。

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重度のうつ病ってどんな感じになるの?

まず、近頃のうつ病の軽症化が進んでいると言われ、軽度のうつ病の方が多いようです。そのような中、重度のうつ病とはどのような状態になるのでしょうか。

重度のうつ病とは、普段の日常生活を送ることはほぼ不可能なレベルです。ですので、抑うつっぽい状態を感じていても、学校へ通えている、会社勤めが出来ている、また、主婦などであれば、家事や育児が出来ている様な場合は、重度のレベルのうつ病ではありません。

重度になりますと、本当に、日常生活が何も出来ないに等しいくらいの状態です。食事や睡眠、入浴なども出来ません。出来ないと言うより、そのようなことをする意欲と言いますか気力が失われてしまいます。トイレにすら行けずに、オムツを使用することになる方もおられるようです。

そして、何も出来ない訳なのですが、「死にたい、消えてしましたい」という思いだけは非常に強くなり、自殺を真剣に考え、頭の中は「自殺」のことしかないような状況になります行動力がなくなっているとは言え、この死にたいという希死念慮は、非常に危険な状態にあることを示しています。

このような気持ちが強い場合は、家庭での治療・静養は困難となるでしょう。食事も自分で摂れないのですから、点滴による栄養補給が必要となります。

とにかく、日常何気なくしていること、つまり、考えるまでもなく生じてくる生理的欲求である食欲すらなくなってしまったような状態とでも言ったら良いでしょうか。そのくらい、何も出来ない状態が重度のうつ病です。

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重度のうつ病の場合の対応、また、治療法は?

これほどの重度のうつ病になってしまいますと、その対応は、一般的言われる薬物療法・休養・精神療法のうつ病治療の3本柱では対応が難しくなります。しかも、この治療を家庭で行うことは、ほぼ不可能な状況と言えるでしょう。ですから、治療は、病院へ入院して行われることになるのが一般的です。

そして、薬物療法が一番効くのは重度のうつとも言われていますが、希死念慮を伴うレベルになっている場合には、一般的な精神療法や薬物療法では効果が薄く、脳に磁気刺激を与える磁気刺激療法(TMS)や電気けいれん療法(ECT)などが施される場合もあります。

そして、焦ることなくゆっくりと時間をかけて、通常のうつ病の治療法で対応可能なレベルにまで回復させていくことになるかと思います。

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まとめ

以上のように、重度のうつ病は、巷で話題にされる「ちょっとうつっぽいの~」とか「最近、なんか気分が沈みがちで…」などというレベルのものとは全く違ったものなのです。

一番大きな違い、そして、一番懸念される点は、自殺を考えてしまうくらい追い込まれている状況であるところでしょう。最初から、このような重度のうつ病にいきなり陥るわけではないのですから、日頃から、自分や身近な人のメンタル面の健康に気を配り、軽いうちに対処していくように心掛けましょう。

重度のうつに陥っているご本人は、何も考えられないような状況ですから、周囲のサポートが非常に重要になるかと思われます。周囲のご家族などはさぞかしご心配のことと思いますが、必ず回復するものですから、焦ることなく、温かく見守りサポートしていくことが大切です。

患者さんは非常に敏感ですので、周囲にいる人の気持ちを鋭く察知しますので、ゆっくりと治療・静養に専念できるような体勢を整えてあげましょう。そして、患者さんの一日も早い回復を信じて、一歩ずつゆっくりとやっていきましょう。

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