うつ病の症状を克服「うつ病治療ラボ」

うつ病の症状を治療し、克服する為の情報サイトです。うつ病の専門家の意見も踏まえながら改善に向けた情報を提供していきます。

*

うつとタバコのホントの関係

      2015/11/19

Pocket

タバコは、肺がんや心筋梗塞などのリスクを高めるとして、吸わない方が良い、喫煙者は禁煙しましょうと言う流れが出来上がっています。身体的疾患にタバコは有害であることが、これまでに証明されてきています。

しかし、うつ病とタバコはどのような関係にあるのでしょうか?今回は、「うつとタバコのホントの関係」と題してお話ししてみたいと思います。

タバコは精神的なリラックスをもたらすもの?

精神疾患をお持ちで、タバコを吸われている方はかなり多いような気がします。喫煙者の方は、タバコを吸うと「落ち着く」「集中できる」などと良く言われ、吸わないと「落ち着かない」「イライラする」などとも言われます。結局のところ、タバコは精神的にどのような影響を与えているのでしょうか。

結論から言いますと、短期的に喫煙する分には、タバコを吸った方が落ち着くこともある。長期的に喫煙した場合は、精神的に悪影響を与える可能性の方が高いのだそうです。

ということで、タバコを吸うという行為には、精神的な面に良い効果と好ましくない効果の二面性があるということですね。

スポンサードリンク


 

喫煙者の方がうつ病に罹患しやすいという研究結果が次々と…

アメリカとイギリスの大学での研究によって、喫煙者が禁煙すると、メンタルヘルス面に良い効果が見られることが明らかになってきてます。1例目の研究として、ワシントン大学医学部で行われたものがあります。

それによると、4800人を研究対象として、平均3年間の追跡調査を行った結果、禁煙者の方は、うつ病や統合失調症などの精神疾患の罹患率が低かったそうです。具体的には、うつ病を含む気分障害への罹患率は、喫煙者で42%、禁煙者では29%になっており、明らかに差があったそうです。

以上のことから、「禁煙がメンタルヘルスに明らかに良い影響をもたらす」と結論づけています。

バーミンガム大学における研究では、1日20本タバコを吸っていた喫煙者に禁煙に取り組んでもらった結果、禁煙後には、不安障害、ストレス、生活の質などが改善されることが証明されたそうです。これらのことから「禁煙の効果は、抗うつ薬による治療と同等かそれ以上の効果があることが示された」と論じています。

上記の2つの研究より、喫煙がうつ病に悪影響を与えていることが医学的に証明されたことが分かりますね。ですから、うつ病のためには喫煙しない方が良いわけですし、既にうつ病を患っておられる方も禁煙を考えられた方がよいのだろうと思われます。

しかし、既に、うつ病になられている方の禁煙は、少し、注意が必要なようです。

スポンサードリンク

既にうつ病などの精神疾患を持っている方が禁煙する場合には…

タバコを長年吸ってきた方が禁煙するのは非常に難しいことのようです。というのは、長期間喫煙してきた方は「ニコチン依存症」になっているからです。そのようなニコチン依存症にある精神疾患を持った方が禁煙に取り組む際には、注意すべき点が3点ほどあります。

 

ニコチン依存症のうつ病患者 必須注意事項

1つ目に、禁煙に取り組む際には、精神科の主治医に相談をして下さい。精神疾患を持っていること自体、かなりのストレス下にあると言うことですので、禁煙行動はさらにストレスを増やすことになります。

ですから、禁煙を始めるタイミング等についてもよく相談する必要があります。そもそもの疾患が悪化するようでは、元も子もないからです。

2つ目に、タバコを止める際には離脱症状が起こりますので、一時的に、精神状態は悪化するものであることを予め認識しておき、そうなったとしても、それは当然の反応であると考え、そこで、禁煙行動を止めないことが大切です。

3つ目に、禁煙を手助けする薬も存在するので、それらの薬「禁煙補助剤」というものを併用して、禁煙に取り組むことも可能であることを知っておきましょう。

 

まとめ

以上のように、うつ病にタバコは有害であることが明らかになってきています。

現在、吸っていない方は今後吸うことのないように、また、喫煙者である方は、うつ病の改善のためには、禁煙が望ましいということを念頭においてみて下さい。

スポンサードリンク

Pocket

 - うつ病に関連すること