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うつ病患者の運転による事故!加害者の場合と被害者の場合。過失は?

   

一番初めに申し上げると「うつ病を患った状態での運転は極力避けたほうがいい」ということです。では、なぜ運転しないほうが良いのか?事故を起こした時の過失は?を調べてみました。

今回は、加害者のケースと被害者のケースに分けて解説していきます。

うつ病だけど営業で日中運転しないといけない方や、運転に不安のある方が気をつけるべきポイントなどをまとめました。うつ病による車の事故は問題が複雑になりがちです。

このコラムで危険性を知って安全運転を心がけましょう。

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なぜうつ病を患っている状態での運転は避けるべきなの?

なぜうつ病を患っている状態での運転は避けるべきなの?
うつ病を患っていると集中力の欠如や運動能力・反射神経の鈍磨といった障害が起こりボーッとしがちになります。

また、うつ病の患者さんには睡眠障害を起こしている方が多く、睡眠不足による急な眠気を感じやすいのも事故の大きな原因となります。

さらにうつ病が原因で起きる事故は上記の起因だけではありません。

病院で処方される抗うつ剤・安定剤・睡眠薬により突然の眠気を感じ、居眠り運転になってしまうことも考えられます。最近日本のコメディアンが睡眠薬を服用して事故を起こしましたが、同じ精神疾患を持つ者として他人事ではないことと言えるのです。

では、事故を起こした場合と事故の被害者にあった場合の両方のケースを検証してみましょう。

 

うつ病を患っている人が加害者の場合

うつ病を患っている人が加害者の場合
うつ病を患っている方が加害者の場合、もし被害者が死亡や重い障害を残しても、病気のせいであると刑事的・民事的に認められれば刑法39条に基づき免責や減刑となる場合があります。

「なんだ、ペナルティはなくなるのか!」と一喜するかもしれませんが、被害者の相手方は満足な保障が受けられないので、問題は複雑化します。

また被害者に大きな被害や怪我を与えた場合、うつ病の加害者の心理として「なぜあのような事故を起こしてしまったのか」という思いからうつ病がいっそう加速する危険性もはらんでいます。

ですので、悲しい結末を迎えないように「運転の慎重さ」がうつ病患者の運転には求められているのです。

知り合いのうつ病患者さんが数年前に追突事故を起こした結果

知り合いのうつ病の方が追突事故を起こした経緯を聞いたことがあります。割と軽度な事故だったので大事に至らず保険でなんとかなりましたが、事故当時のことはあまり覚えていないとのことでした。

彼も割と強めの抗うつ剤を服用していたということですので、事故原因は「前方不注意」ということになったみたいです。

同じ疾患を持つ者としてうつ状態の事故にちょっと怖い印象を持ったのを覚えています。

うつ病の事故というのは被害者・加害者ともに必ずlose-loseな結果になってしまいます。

 

うつ病を患っている人が被害者の場合

うつ病を患っている人が被害者の場合
うつ病を患っていてさらに交通事故の被害者となったとなると、精神的なダメージは計りきれません。ましてや障害を負うことになったり、長期の入院を強いられた場合はうつ病の悪化を招いてしまいます。

また事故後の処理も煩雑で、精神的な負担となる可能性があります。

被害者がうつ病患者さんである場合、被害者の収入も途絶えてしまいますので経済的な不安も助長されてしまうことが多々あります。

また後遺障害を認定されるにも、うつ病の悪化・発症が事故であるということを「自分で」証明しなくてはいけません。または有料で弁護士に頼むしかないのです。

それほどの労力に耐えられるうつ病患者さんは少ないでしょう、そもそも健常者でも骨の折れる作業なのですから。

 

事故を予防するうつ病患者の運転とは?

事故を予防するうつ病患者の運転とは?
では、どうすればうつ病の患者さんが事故を起こさずに済むのかをまとめました。ポイントにしましたので参考にしてみてください。
  • 精神安定剤に頼るのをやめる方法を考える
  • 長距離運転は避ける
  • 薬は定期的に用法用量を守る
  • 体調に不安を感じたら運転を中断する
詳しく説明しますのでゆっくり読み進めてくださいね。

精神安定剤に頼るのをやめる方法を考える

当たり前だけど一番難しいのがこちら。

ですが、精神安定剤を飲みながら、次第に減薬できる、市販の安定剤というものも実は存在します。

こちらの記事で詳しく紹介しています。

安定剤の中で市販で買える安全性の高い薬3選

長距離運転は避ける

長距離運転は健常者でも疲労を感じますし、うつ病患者ならなおさら眠気やだるさが顕著に現れてきます。

ですので長距離の運転は避けるようにするか、適度な休憩を挟むように心がけるべきです。また睡眠薬の効果が抜けきってから運転するようにしましょう。

薬は定期的に用法用量を守る

例えば3食後の薬を夕食後にまとめたり、適切ではないタイミングで服用することは体調の悪化につながります。

飲んだ瞬間は大丈夫でも薬の血中濃度が急激に上がり、しばらくするともうろう状態になることも考えられるので、医師の処方通りに服薬することを心がけましょう。

体調に不安を感じたら運転を中断する

  • 急な眠気を感じる
  • めまいがする
  • 手が震える・硬直する
  • 動悸がひどくなる
以上のような症状が出た場合はすぐに運転を止め、医師の診察を受けましょう。

運転が必須であれ火急であれ事故を起こすよりも、体のシグナルに正直になった方が絶対いいです。自身のメンタルチェックは必ず行い、精神状態に正直になりましょう。

 

まとめ

うつ病が絡む事故はいかに問題があるかお分りいただけたかと思います。

被害者になっても加害者になっても悲しい結末にしかなりません。必要に応じて減薬や断薬の必要性も出てきますので、精神状態や体力に不安があるなら主治医に相談してみましょう。

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