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精神安定剤の効果と副作用

      2017/04/17

うつ病を患った方で、精神安定剤を服用したことがない方にとっては、「精神安定剤なんて結局ただの気休めでしょ」「本当に効果あるの」と、疑問に思うこともあると思います。今回は、そんな精神安定剤の効果や、副作用について解説していきます。

精神安定剤(トランキライザー)とは

はじめにお伝えしておきますが、精神安定剤は、あなたの人格を強制的に変えたり、行動に直接影響を及ぼすような薬ではありません。

安定剤というのは、欲求や感情をつかさどっている、大脳辺縁系という脳の部分に直接働きかけ、体の緊張をほぐしたり、不安を和らげたりする効果がある薬です。うつ病や自律神経失調症自体を治療する薬ではなく、どちらかと言うと、治癒に向かうための心の余裕を作るものと考えたほうがいいです。

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おおまかに2つの種類がある

メジャートランキライザー

この薬は、うつ病などに関係するセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質を遮断したり、分泌を抑えることにより症状を緩和させる薬です。総合失調症などに用いられることが多いが、効果が高い反面、副作用が強いという一面を持っています。

 

主な副作用

・めまい

・眠気

・注意力低下

・依存

 

また、歩行が困難になったり、姿勢の異常などの症状がある「パーキンソン症候群」を引き起こす場合もあります。

 

マイナートランキライザー

現在では、抗不安薬という名で呼ばれているもので、脳の神経系に直接働きかけ、不安感を抑えたり、気持ちを落ち着かせる効果があります。こちらは種類が多くあり、それぞれ効果や持続時間も異なる為、内科、産婦人科など、幅広く使用されています。

 

精神安定剤の効果

種類にもよりますが、大まかには以下の様な効果があるといわれています。

 

不安感を抑える

うつ病を患うと、不安な気持ちが突然襲ってきたり、ひどい場合にはパニック障害になってしまう場合もありますが、精神安定剤はそうした不安感を和らげてくれます。

 

焦りや緊張を和らげる

極度に緊張し、精神状態が不安定な状態に陥ってしまった時などに、この薬を服用すると精神が安定し、安心感を与えてくれます。

 

その他の効果

この精神安定剤は、脳に働きかけ、体や心の緊張を緩和させる働きがあるため、辛い肩こり、また、アルコール依存離脱を防ぐ薬としても利用されています。精神安定剤の効果は、大体このような感じです。

繰り返しお伝えしますが、この精神安定剤は、あくまで一時的な処置で、うつ病など精神疾患を治癒する薬ではないということです。ちょっとでも、「これはおかしい」と感じたら、精神科など医師に相談することをお勧めします。

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精神安定剤の副作用

精神安定剤の副作用には、種類によって様々な違いがありますが、今回は、デパスやメイラックスなど、一般的に使用されているベンゾジアゼピン系精神安定剤の副作用について紹介していきます。

 

眠気に襲われる

特に、車を運転する際は要注意です。

 

長期になると、服用量が増える

精神安定剤は、長期で服用し続けると、体に耐性ができ、薬が効かなくなってくるため、服用期間を1ヶ月程度の短期間にしたほうが良いそうです。

 

物忘れが多くなる

精神安定剤を服用し続けると、集中力が弱まり、もの忘れが多くなるなど、記憶に障害が出ます。

 

リバウンド

精神安定剤を長期間服用している人が、急に服用をやめてしまうと、吐き気や不眠など様々な不調が体にあらわれる場合があります。これが、リバウンドにあたります。ダイエットと同じく、急にやめると、かえって我慢できなくなった時の反動が大きいのと同じです。

大切なのは、いきなり無理せず、少しずつ薬の量を減らしていくということです。ダイエットの話を例えでしましたが、精神安定剤の副作用として、食欲が増加する場合もあります。

精神安定剤は、セロトニンやドーパミンの分泌を抑えるわけですが、この2つの神経伝達物質の分泌が弱くなると、実は満腹中枢の刺激も弱くなるのです。結果的に、満腹感を感じづらくなり、過食に陥る場合があります。

 

まとめ

精神安定剤の効果と副作用について触れてきましたが、副作用が怖いから服用をやめましょうということではなく、どう付き合っていくかというのがポイントです。専門の医師としっかり相談しながら、用法用量を守って、正しく精神安定剤と付き合っていけば、治癒への近道となるはずです。

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