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ベルソムラの半減期は?15mgと20mgの違いは?まとめ記事

   

最近、睡眠薬において従来の作用機序とは全く異なるお薬が登場しました。その名も「ベルソムラ」不眠治療のホープとも言えるべき睡眠薬です。

ここでは「ベルソムラ」の概要から、半減期(薬の血中濃度が半減する期間・効果の持続性)、容量の違いについてまとめてみます。

睡眠薬の期待の星「ベルソムラ」の概要

睡眠薬の期待の星「ベルソムラ」の概要
現在精神医療で出回っている睡眠薬は4種類に分けられます。
  • バルビツール系・非バルビツール系(ベゲタミンなど)
  • ベンゾジアゼピン系(ハルシオン・ロヒプノールなど)
  • 非ベンゾジアゼピン系(アモバン・ルネスタなど)
  • メラトニン受容体作動薬(ロゼレム)
これらの処方薬は安全かつ効果的という理由で、不眠治療によく使われるお薬です。

しかし、この4種には致命的な欠点が存在します。耐性と依存性です。

ベルソムラは以前の睡眠薬の欠点「耐性・依存性」を大幅にカバーした、精神医療の現場でも期待されているお薬です。

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ベルソムラの薬理

ベルソムラの薬理
ベルソムラは現在出回っている睡眠薬とは全く異なった薬理を持っています。

脳内が活動するためには「オレキシン」という神経伝達物質を使いますが、オレキシン受容体を阻害し眠りを誘うのがこの睡眠薬の特徴です。

つまり、起き続けるための神経物質を脳内の受容体で受け取らないようにする役割、もっと簡単に言うと「起き続けられないようにする」という役割を持っているということです。

効果・半減期・持続時間

「ベルソムラ」の効きは早く、なんとおおよそ15分で効き始めるといった特徴を持っています。

効果もそれほど強力というわけではありませんが、中程度の効き目と捉えてもらうといいかと思います。

また半減期(薬の血中濃度が半減に到達する時間)も約12時間となっており、体感的には6〜8時間で効果が消えるので、健康な睡眠時間をとるためにはピッタリな作用時間だと言えるでしょう。

以上の点から、「寝つきが悪い(入眠障害)」という方から「夜中に目が覚めてしまう(中途覚醒)」という方まで幅広い不眠に効果が期待できます。

15mgと20mgの違い

通常成人でまず処方されるのが20mg、ご年配の方になると15mgを最初に処方されることが多いです。

これは一般的な服用量という値ですので、不眠の特徴や精神状態により増減します。

服用したにもかかわらず睡眠状態が長期間改善しない場合は医師に伝えるとベストです。

ベルソムラの副作用

安全性が高く、副作用が少ないお薬ですが、全ての薬において副作用が0の薬は存在しません。現在認められている主な副作用は以下の通りです。
  • めまい・ふらつき
  • 頭痛・疲労感
  • 悪夢・夢遊病・金縛り
また、オレキシンの阻害を促すためナルコレプシーの診断を受けられている方は服用することができません。

妊婦の方も服用は推奨されていませんので、注意したほうがよいでしょう。

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ベルソムラの最大のメリット

ベルソムラの最大のメリット
ベルソムラのメリットとして期待されているのが「耐性・依存性がほぼない」ということです。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬及び抗不安薬は、しばしば耐性や依存性の問題が取りあげられます。また、医師からしてみてもあまり使いたくないというのが本音のようです。

長期的に服用が必要な方にとって、耐性・依存性は健常な精神状態や生活への足かせになってしまいがちです。

それに対してベルソムラは薬理が従来の睡眠薬とは全く異なるため、薬を止めやすく、長期服用において増えてしまう心配もほぼありません。

耐性とは

簡単に言うと「飲み始めの量ではだんだんと効果が得られなくなり、結果的に処方量が増えていく現象」ということです。

しばしば、ニュースや医療現場でも取りだたされ、服用するにあたって無視できないデメリットだと言えます。

対応策としては、薬を変えてみたり、土日は服用しないといった対策が主なようです。

依存性とは

特にベンゾジアゼピン系には依存性が見受けられます。

「飲まないと寝られない」といった現象や、非服用時における不安感や焦燥感・イライラが出ることもあります。

私自身も「いざ寝ようとしても、眠り方を忘れて眠れない」といった体験をしたことがあります。

 

ベルソムラは歴史が浅いお薬です

ベルソムラは歴史が浅いお薬です
ベルソムラは2008年に発売されましたが、薬としてはまだまだ新薬といった扱いです。

ですので、臨床試験はパスしているものの、この先新しい副作用が見つかる可能性も含んでいます。

安全なお薬ではありますが、何か体に変化があった時や「おかしいな?」と思った時は必ず医師に相談しましょう。

 

まとめ

「耐性・依存性」を乗り越えた新たなお薬ですので、この先不眠症においてまず処方される薬となる可能性もあります。

また、不眠症は自身の生活リズムによるものも大きく関係しているので、軽い運動や食生活も意識して改善すると、不眠症克服への礎となります。

試してみたい方は「ベルソムラという薬を試したいのですが…」という風に打診するのもいいですね。

患者さんの意見も医師の診断材料になりますから、厚かましくないだろうか…と心配する必要はありませんよ。

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