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大うつ病の読み方は?うつ病との違いは?

   

医師にうつ病と診断されると、認めたくないという人もいれば、病名が分かって安心したという人もいると思います。

さて、うつ病と診断された人の中で、「大うつ病」という言葉を聞いたり、見たりした事があるという人はいるでしょうか?そして、「大うつ病」と見て、なんて読むの?と思った人は私だけではないはずです!

一般的にはうつ病としか聞いたことがありません。私は、文字を見た時も「だいうつびょう」なのか「おおうつびょう」なのかわかりませんでした。

そして当然、大うつ病はうつ病よりも重度なうつ病だと解釈したのです。しかし、よくよく調べてみると、これは全くの間違い。

今回は、「大うつ病」はそもそもなんて読むのか、そしてうつ病との違いは何なのかを紹介したいと思います。

大うつ病の読み方

大うつ病の読み方
診断書を書いてもらった人ならば、一度はその内容を読んでみた人もいると思います。その時に「大うつ病」と書かれているとビックリしますよね。

これを文字でパッと見た時には「おおうつびょう」なのか「だいうつびょう」なのかわからなかった人もいるのではないでしょうか。正式な読み方は「だいうつびょう」です

大うつ病の正式な名称は「大うつ病性障害」といいます。例えば、病院でうつ病と診断され、いざ診断書を書いてもらった時に「大うつ病性障害」という文字が気になった人もいるかもしれません。

病院によって「うつ病」と書いたり「大うつ病性障害」と書いたり、様々なようです。でも、すごく重いうつ病のように聞こえますよね。この文字を見ただけで、自分が重症なのではないかと思ってしまいます。

それでは、「大うつ病」と「うつ病」の違いとは何なのでしょうか?

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大うつ病性障害とうつ病の違い

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大うつ病性障害とうつ病の違いにはどのようなものがるのでしょうか。先に書いた診断書のお話から察した人もいるかもしれませんが、この二つの名称は同じで、通称「うつ病」のことです。

ですので「大うつ病性障害=うつ病」です

大うつ病と言われたからといて、重度のうつ病であるということではありません。安心してください。また、診断書に書かれる文言として「大うつ病性障害」でも「うつ病」でも、どちらの記載でも、諸々の手続き書類としては問題はありません

「大うつ病性障害」という仰々しい文字を見ると、自分が重度なうつ病なのかと心配してしまいますよね。でも、この違いを知ることで一安心できます。

 

なぜ大うつ病という名称なのか

うつ病の方が気になる事
それではなぜ「だいうつびょう」と読むのでしょうか。その由来は大うつ病障害の英名にあります。英名では「Major Depressive Disorder(メジャー・ディプレッシブ・ディスオーダー)」です。ここで重要なのが「Major(メジャー)」という単語。

野球のメジャーリーグを「だいりーぐ」といいますよね。そこから連想すると、和名が「だいうつびょう」と読まれるのは、なんとなく納得できるのではないでしょうか。

しかし、和訳をする方も大変だとは思いますが、何だかどちらにも読むことができる病名は避けてほしいですよね、精神的にも・・・。

因みに、臨床現場でも今「大うつ病性障害」と言うことはほとんどないとのことです。最近はニュースなどメディアでも「うつ病」という名称が浸透し、ほとんどの場合「うつ病」で意味が通るからです。「大うつ病性障害」という名称が使われるのは、精神科界の学会や、研究発表の場で使われる名称だとのことです

それでは、本当に重度のうつ病の場合、その症状はどのようなものがあり、どのような表記になるのでしょうか。

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重度なうつ病の場合


うつ病には、重症度の目安があります。これには3種類あり「軽症」「中等症」「重症」です。それぞれの基準は次の通りです。

 
  • 軽症 :うつの症状が認められるが、日常生活は支障なく行える状態
  • 中等症:うつの症状が認められ、日常生活にも支障が出始めている状態
  • 重度 :うつ病の症状により、日常生活がほとんど行えなくなっている状態
 

基準としては、日常生活ができるかどうかであるようです。それでは、それぞれの症状別の周りの反応はどうでしょうか。

 
  • 軽症の場合:本人はツライという自覚はあるが、周囲の人たちは気が付かないこともある
  • 中等症の場合:ツラくて、遅刻や欠勤が多くなり、周囲の人たちも最近おかしいのではないかと気付き始めます
  • 重度の場合:日常生活に支障があるため、体が動かず食事もままならない状態で、周囲の人たちが完全におかしいと気付く状態です。ここまでくると、かなり危険な状態だと思ってください
 

重度のうつ病の場合、診断書に書かれる文言はほとんどが「重症うつ病」となります。ですので、「大うつ病性障害」とだけ書かれているのならば、普通のうつ病だということです。そして、レベルとしては中等症くらいだという認識で大丈夫だと思います。

ただし、普通のうつ病だからと言って軽視できるものではありません。

テレビやインターネット上にはうつ病という言葉が溢れていて、もう聞き慣れてしまったり、うつ病は甘えだとか、うつ病は気合が足りないだけだという書き込みや記事も少なくなりません。

月並みな言い方ですが、うつ病はなった人にしか分からないツラさがあります。軽症だから、中等症だから、重度だからと、レベルで区別して軽視しては、とても危険です

軽症から中等症、そして重症になっていくのです。どのようなレベルであれうつ病はうつ病です。周りの声に惑わされず、自身の症状を素直に受け入れて、それ以上悪化しないように、あるいはうつ病にならないように、正確な知識を得てしっかりと治していく、予防してくことはとても大切なことなのです。

もし、自分がうつ病なのではないかと自覚できるようであれば、あるいは周りの人に心配される状態であるならば、必ず専門医に相談をしてください。

 

まとめ


以前、私がうつ病で退職をする際に、医師に診断書を書いてもらったことが何度かあります。毎回、診断書を保管する際にコピーを取ったのですが、その時の診断内容が「うつ病」ではなく「大うつ病性障害」だったのです。

私はこれを見て、そんなに重症だったのか!と驚いた記憶があります。そして、その文字を見ただけで、何故か気分がさらに落ち込んだことを覚えています。今となれば「大うつ病性障害」について調べてみればよかったのですが、うつ病の当事者にそこまでの余裕はありませんよね・・・。

その他の診断書にはそれぞれ「うつ病」や「重症うつ病」だったこともあります。調べもしないまま、今に至ったというわけですが、今考えると「重症うつ病」との診断が一番怖いことが分かりました。

うつ病と一括りに言っても、様々なレベルがあり、表現も違うことがあります。自分の状態がどの状態なのか、どのように診断されているのかをしっかりと自身で把握、あるいは身近な家族に把握してもらうことも重要なことなのですね。

今回、この記事を書くために調べるチャンスが出来て、ようやく納得した次第です。

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