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うつ病の症状への対応 七ヵ条

      2016/04/16

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うつ病は何よりも周りの支えが必要

もしあなた身の回りにいる、家族や友人、会社の同僚など、大切な人がうつ病になったらどう対応したら良いのか?なかなか正解はわからないですよね。

うつ病になっている人は、自分の状態が今どうなっているのか、自分の心がどうなっているのか、わからない状態になっています。つまり、自分の力だけではどうしようもない状態に陥っているのです。

だからこそ、まず、大前提として、ぜひ、温かい心でうつ病を理解し、接してあげてください。

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まずうつ病の症状への対応はうつ病の発見から

まずうつ病の人への対応は、うつを見つけてあげることから始まりまります。早い段階でうつ病ということがわかれば、本人にとっても大きな救いになりますし、その原因がわかれば解決も容易です。

自分ではわからないの?と思う方もいるかもしれませんが、うつ病の発見は本人には難しいです。急激なうつ病が襲ってきた時は、自分を分析する余裕もないですし、逆に「自分はたるんでいるだけなんだ」と自分自身にムチを入れてしまうかもしれません。

だからこそ、周りの人が早めに気づき、早期に医師の診断を受けることを勧めてあげなければなりません。

 

うつ病の症状を見つける具体的なチェックポイント

笑顔がなくなる

うつ病になり始めた人を見分ける上で大切なチェックポイントは、「喜怒哀楽」です。うつ病になり始めた人は、この喜怒哀楽の表情が健全な心の状態とは明らかに変わってきます。

まず笑顔がなくなります。何か考え事をしているようなことが多く、また何かに気を取られている様子で、嬉しい事や楽しいことがあっても、心からの笑顔がありません。

無理をして笑っている場合もありますが、やはり、そういった状況であれば、「無理して笑っているな」とわかるものです。もしこのような様子を感じ取れたら、「最近どう?」など、優しい言葉をかけてあげることが大切です。

 

心の不調が生活態度にはっきり表れる

うつ病の症状がさらに悪化してくると、ひとりでぼーっとしていたり、うつむいて独り言をつぶやいていたり、話しかけても「ああ」と生返事しかしないなど、心がどこかに飛んでいっているというか、深い悩みに囚われているような様子がはっきりと表れます。

また、この頃になると、睡眠が浅くなり、夜起きて何かをつぶやいていたり、また、騒々しいテレビ番組や、幸せそうなドラマなど拒絶したりすることもあります。仕事でも、非常に疲れている様子ですし、とにかく、どこか普通の状態とは違うなとわかるくらいに、生活態度が変わってきます。

疲れが激しかったり、忙しさがいつまでも続く時、職場や学校、その他の人間関係でストレスが激しく、時々ため息をついている様子などがうかがえるときは、ぜひ注意深く見守ってあげてください。

ここでお伝えした兆候は、あくまでも一例ですし、当てはまらない場合もありますので、おかしいなと感じたら、次に示すような対応をお勧めします。

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うつ病の症状の方への対応策 七ヶ条

うつ病になった方への具体的な接し方、対応を七ヶ条に分けてお伝えします。

 

1、おかしいと思ったら、すぐに専門の医者に診断を受けさせる

2、うつ病はとてもつらい病気だということを知る

3、絶対に励まさない

4、絶対に怒ったり、イライラしたりしない

5、うつ病には、あなたの温かい支えが特効薬

6、優しく、粘り強く相手の話を聞いてあげる

7、相手が鬱になった原因について話してくれるよう、温かく優しい心で向き合う

 

では、早速一つずつ説明していきます。

 

おかしいと思ったら、すぐに専門の医者に診断を受けさせる

「どっか変だな」、「なにかおかしい」と感じる様子があれば、何らかの強いストレスがあり、それが引き金となって、うつ病が進行してしまう可能性が高いです。

そこで、専門医の受診を引き出す時の注意点なのですが、「医者に行ってきたら」と、口で言うだけでなく、「付き添うから一緒に行こう」と誘い、優しく背中を押して欲しいのです。

もしあなたが、家族であれば、うつ病の家族に対する心構えや対応方法の相談にも乗ってくれます。一緒に付き添ってあげることの意味は、このうつ病の人に対する、適切な対応についてアドバイスがもらえることが大きいです。

 

うつ病はとてもつらい病気だということを知る

そうはいっても、実際に経験しないと実感することは難しいですが、うつ病になった複数の方にその症状を聞いてみると、このような声が返ってきました。

 

・40度以上の高熱が続いて、終りが見えない感じに近い

・頭のそばで大音量の騒音を鳴らされ続けている感じ

 

あくまでその人個人の感覚ですが、このように自分の心を追い詰める思考に四六時中悩まされ続けるのです。
うつ病の方の苦しみを100%理解することは出来ません。

ですが、「死ぬほどの苦しみを抱える病気」ということを少しでも理解し、受け止めてあげるだけで、うつ病に苦しむ人の心は救われるのです。

そして、もう一つ大切なことがあります。うつ病だった人が急に食欲が湧いてきたり、表情が戻ったり、立ち居振る舞いも普通の人と変わらなくなる時があります。それを見ると、「あ、治ってきたんだ」と思い、うつ病だからと耐えてきた周りの人も、「そろそろしっかりしてよね」と、ついつい相手に文句の一つも言いたくなってしまうこともあるかもしれません。

ところが、そうした言葉が、治りかけた傷口をまた開いてしまうこともあります。良くなったように見えても、完全にうつ病が回復するまでは、ぜひじっくりと見守ってあげてください。うつ病になった人は、そうした温かく優しい支えを受けたことを決して忘れません。

 

絶対に励まさない

これもよく言われる対応策の一つです。なぜ励ますことがいけないのかというと、そもそも「うつ病」とは、自分で自分の心にムチを打ち、「出来ない自分」「情けない自分」を、自分で責めてしまうことから逃げられなくなり、心が耐えられなくなる病気です。

つまり、自分で自分を責めているわけですから、そこに「もっと頑張れ」といえばどうなるかは察しがつくと思います。だからこそ、うつ病の人に励ましは厳禁なのです。

 

絶対に怒ったり、イライラしたりしない

人にもよりますが、うつ病になった方は、わがままになる場合が多いです。自分の不幸を嘆き、せっかく親身になって支えてくれる周りの人に対しても、「私なんかどうなってもいいんだ」と言ってしまう場合もあります。

確かに、そんな言葉を日々聞いていると、つい温厚な方でも、イライラしてしまったり、心無い言葉を言ってしまいそうになることもあると思います。

ですが、なんとか、相手が心のコントロールを完全に取り戻すまでは、怒ったりせず、見守ってあげてください。相手は、心がコントロールできなくなっている、「大きな子供」のような状態なのですから。

 

うつ病には、あなたの温かい支えが特効薬

どんな抗うつ薬よりも効く特効薬が、「周りの温かい支え」だということを、ぜひ理解しておいていただきたいです。

他の記事でも触れましたが、うつ病は、喪失感と絶望感と孤独がなくなれば、治る病気なのです。そうした感情は、どうしても薬で押さえ込めるものではありません。だからこそ、周りの方々の「温かい支え」こそがうつ病の特効薬になるのです。

 

優しく、粘り強く相手の話を聞いてあげる

まず、相手が自分の抱えている悩みを少しずつ語れるような、また優しく聞けるような環境を整えておくことが大切です。うつ病になった人は、誰かに自分の苦しみを打ち明けたい、聞いてほしいと願っているのです。

ですが、絶望と孤独感などが、あまりにも重すぎて、簡単に相談したり打ち明けたりすることができなくなっているのです。心のなかにある悩みを打ち明けられるだけで、驚くほど心の負担は軽くなります。これが、うつ病を克服する、「第二の特効薬」になります。

 

相手が鬱になった原因について話してくれるよう、温かく優しい心で向き合う

孤独や、絶望感、喪失感を取り除ければ、心が安定し、自分でコントロールができるようになり、うつ病は回復へと向かいます。だからといって「さあ、打ち明けてみて」といったところで、なかなか打ち明けられるものでもありません。

そんな言い方では、ますます相手が心を閉ざしてしまう可能性もあります。そうではなく、相手が「自分から」少しずつ話したくなるような環境を作ることが大切です。そして、傷ついた心を「見せても大丈夫なんだ」と思ってもらうためにも、温かく優しい心で向き合うことが不可欠なのです。


■他のおすすめ記事はこちら
うつ病の家族や恋人との接し方まとめ


まとめ

長文となってしまいましたが、もしあなたの周りに、「この人ひょっとしたら、うつかも知れない」と思う人がいたら、ぜひこれらのポイントを参考に接していただければと思います。

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