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オーバードーズの意味と症状をパターン別にまとめてみました。

      2017/07/26

オーバードーズ(OD)とは薬物の過剰摂取という意味で、しばしば医療現場や精神疾患の治療で用いられます。

長年、処方薬を服用している方は、大なり小なりオーバードーズの経験がある方が多いようです。

このコラムでは、オーバードーズの意味、また、身体にどのような変化が現れるのかをまとめてみました。

オーバードーズの意味

オーバードーズの意味
精神疾患の患者におけるオーバードーズとは、向精神薬の乱用や過剰摂取を指します。

現実逃避など、受け入れられないストレスを浴びることによって起こる、衝動的な自傷行為とも捉えることができます。

自傷行為とは、一般的に身体を傷つけるという行為と思われがちですが、

オーバードーズも身体にとって、必要以上の薬物を故意に摂取するという点においては、自傷行為と同義であると言えます。

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オーバードーズを行ってしまう背景

オーバードーズは薬を飲みすぎるだけと、軽視されがちな行為ですが、患者さんの心理状態としてはあまり喜ばしくない状態です。

オーバードーズの動機としては以下の理由が挙げられます。

 

耐えられない極限なストレスからの逃避

ストレスの発散先が確立されていない患者さんにとって、オーバードーズしか逃げ道がない方が多くいます。

嫌なことがあるとつい過剰に薬を飲んでしまうといった行動に走る方も少なくありません。

 

こんな自分はダメなやつだという自己否定

このケースは「自分は悪い人間だ・罰を与えなければいけない」と強迫的な自己否定からくるオーバードーズです。

その意識の強さから、深刻な症状が出てしまう方も多くいます。

 

もうどうなってもいい楽になりたいという希死念慮

これは希死念慮、つまり死にたいという衝動からくるオーバードーズです。

自殺が目的ですので、薬の過剰摂取が著しく、意識の混濁や自傷を伴うこともあります。

このような行為が発覚すると、希死念慮の改善で入院も考えなければいけません。

 

いずれのオバードーズも習慣化してしまうと厄介です

オーバードーズが習慣化すると、今まで飲んでいた薬が効かなくなったり、嘔吐による気道の閉塞で死に至ることもあります。

またオーバードーズで多く見受けられるのが、お酒を併用するケースです。

このケースでは、肝臓にかなりの負担がかかり、肝硬変の危険性やその他の内臓のトラブルにもなりかねません。

 

オーバードーズをするとどうなるのか?症状について

オーバードーズの症状
分かりやすく程度に分けて説明します。服用する薬にもよりますが、代表的な症状をまとめました。

軽度のオーバードーズ

身体がフワフワと浮いている感じがします。頭の回転が鈍くなり、何をするにもゆっくり動くようになります。眠気も同時にやってくるので、この時点で眠ってしまう方が多いです。

中程度のオーバードーズ

会話が成り立たなくなり、意味が通じない会話をしてしまいます。無意味に昔の知人に電話したり、ネットで衝動的に買い物をしてしまう方もいます。また、記憶の混濁が見受けられ、次の日起床した時にどのようにベッドに入ったか覚えていないなどの健忘が起こります。

重度のオーバードーズ

嘔吐・昏睡が見受けられ、全く呼びかけに応じないなどの危険な状態に陥ります。また、自傷・他傷といった衝動性が抑えられなくなり、攻撃的になることも少なくありません。いずれにせよ非常に危険な状態で、胃洗浄等の対処が必要なので救急で運ばれることもあります。

その他:オーバードーズは翌日以降のメンタル状態に影響を与えます

薬の過剰摂取をした次の日の朝は、当然薬の成分が体内に残ってしまうので、ふらつきやめまいを起こしやすくなったり、分解できなかった薬を含む胃液を吐いたりします。また、オーバードーズが発端となり、翌日以降うつ状態などの精神状態を連れてくることが多いです。

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少しなら飲み過ぎても大丈夫は禁物

少しならもダメ
「なかなか眠れないから」という理由や「もっと薬を飲んだら楽になるかも」という理由でオーバードーズを選択する方もいます。

しかし、睡眠薬に関してはオーバードーズによって耐性ができてしまい、さらに強い薬でしか眠れなくなるといった危険性もあります。

また、抗うつ薬や向精神薬をオーバードーズをしても、すぐ症状が良くなることは絶対ありません。オーバードーズは百害あって一利なしと言っていいでしょう。

 

知らぬ間にオーバードーズ状態になっていることも

オーバードーズとお酒
例えば「今日は晩酌をしすぎた」など、血中のアルコール成分が多い場合は、知らない間にオーバードーズ状態になっていることもあります。

「薬を飲み過ぎていないのに、オーバードーズ状態になるの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、肝臓への負担が増すという点においては、故意なものも晩酌も同じだと言えます。

お酒と薬の組み合わせはいいことが一つもないので、お酒を飲むのであれば薬の服用方法を主治医に確認しておくといいでしょう。

ただ、健忘を起こしたり足元がふらついてかなり危険なので、よほどの付き合いがなければ飲酒は避けるべきだと言えます。

 

まとめ

オーバードーズは常習化すると危険度が増していき、乱用する薬の量もアルコールの量もどんどん増えていく傾向が多く見受けられます。

また、意味もなく深夜に電話をかけて、意味不明な会話で友人を困らせたり、人間関係も壊していきます。

そして、オーバードーズによって命の危険がある場合、これ以上薬の吸収をさせないように胃洗浄を行うのですが、胃洗浄は地獄の苦しみです。

ストレスという理由でオーバードーズを選択する前に、何か他の手段で代替できないか今一度考えるようにしましょう。

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