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うつ病の薬の副作用

      2016/04/16

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うつ病の治療の為に、抗うつ剤を服用するわけですが、どんな副作用があるのか不安に思う方も多いと思います。

性欲が減退したり、女性ホルモンが増えるなど様々な噂を耳にすることがありますが、実際のところどうなのでしょうか?薬には、少なからず必ずと言っていいほど副作用が伴うものですから、そういったメリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、付き合っていくしかありません。

安心して治療をしていくためにも、うつ病の薬の種類やその効果、また、副作用について知っておく必要があります。

うつ病の治療には薬が不可欠

うつ病と言うのは、脳の働きを支配するセロトニンやノルアドレナリンという、神経伝達物質の低下により、神経細胞同士の情報伝達がうまくいかなくなるために起こる病気です。

気分的なものではなく、医学的に、「中枢神経系の病気」と考えられています。そのため、セロトニンやノルアドレナリンのコントロールに高い効果を発揮する「抗うつ薬」が用いられます。

抗うつ薬は、この2つの神経伝達物質の濃度を高め、落ち込んだ気持ちを高めてくれる働きがあります。実は、この抗うつ病にも、色々な種類があります。

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抗うつ薬の種類

以前までは、日本では、三環系抗うつ薬と、四環系抗うつ薬という、2つの抗うつ薬が使用されてきました。

しかし、最近は、1999年から日本でも使われるようになった、「SSRI」「SNRI」が、副作用が少なく、また高い効果を発揮するとして、抗うつ薬の主流となっています。

「SSRI」と「SNRI」は、三環系、四環系抗うつ薬よりも、大幅に副作用が減り、うつ病を改善する効果が望めます。このようなことから、抗うつ薬に対する抵抗感は、少しずつ減少しつつあります。

 

主な抗うつ薬の特徴

「SSRI」

選択的セロトニン再取り込み阻害薬、通称「SSRI」は、抑うつ気分の原因物質と言われているセロトニンに作用し、セロトニンの濃度が高まるように、脳内の調整をする働きがあります。従来の抗うつ薬だと、他の神経に悪影響を及ぼすことが多かったのですが、この「SSRI」は、セロトニン作動性神経にのみ作用するため、副作用が少ないのが特徴です。

具体的な薬名 フルボキサミン、パロキセチン

 

「SNRI」

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬、通称「SNRI」ですが、こちらも以前の抗うつ薬と比べ、副作用が少なく、他の薬との相互作用も少ないとされています。また、SSRIがセロトニンだけに作用するのに対し、セロトニンとノルアドレナリン両方に作用するため、より効果も高いといわれています。

具体的な薬名 ミルナシプラン

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その他の抗うつ薬

三環系抗うつ薬

SNRIのようにノルアドレナリンの再取り込みを阻害する働きがあります。しかし、ノルアドレナリンだけでなく、他の中枢神経にも作用してしまうため、様々な副作用が現れます。

具体的な薬名 イミプラミン、アミトリプチリン、クロミプラミン、ノルトルプチリン、アモキサピン

 

四環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬の改良薬で、三環系よりも副作用が少ないといわれています。

具体的な薬名 マプロチリン、ミアンセリン、マレイン酸セチプチリン

 

スルピリド

こちらは本来、胃潰瘍の治療薬として開発された薬ですが、後に軽い抗うつ効果があることが発見され、抗うつ薬として使用されました。

副作用に関しては、極めて少ないですが、脳下垂体を刺激して、乳汁刺激分泌ホルモンの分泌を促すため、うっすらと乳汁がにじんできたり、月経が来なくなってきてしまうこともあります。

 

抗うつ薬による副作用

「SSRI」「SNRI」

・吐き気

・便秘

・食欲低下

など消化器系の副作用が比較的多い。しかし、こういった症状は飲み続けるうちに軽減される。

 

三環系、四環系抗うつ薬

・眠気

・口の渇き

・便秘

・かすみ目

・排尿障害

これらの副作用がかなり強く表れます。

 

抗うつ薬の服用に関する注意点

抗うつ薬の副作用に抵抗を感じ、服用をやめてしまう方もいますが、完治しないうちに服用をやめてしまうと、また元の辛い状態に戻ってしまいます。どうしても我慢できない場合は、独りで悩まず、すぐに医師に相談しましょう。

また、抗うつ薬による治療を長期間続けていると、うつを通り越して、「躁状態」になってしまうこともありますので、その場合もすぐに医師に相談しましょう。

 

漢方薬は副作用がないのか?

結論から言いますと、漢方薬にも副作用はあります。また、漢方薬は補助的な役割の薬なので、これ単独でうつ病を治療することは難しいと思ってください。そもそも、漢方薬は、内科や、婦人科などでよく使用されますが、自立神経失調症やうつ病の治療でも使用される場合があります。

漢方薬は原則、体質に合わせて処方されるものなので、医師にあなたの体質を、正しく見極めてもらう必要があります。また、体質の変化によって薬の量も変わりますし、漢方医療法に詳しい医師でなければ、漢方本来の働きを活かした治療は難しいです。漢方の専門外来を受けることをおすすめします。

 

まとめ

一般的に抗うつ薬は、長く服用するもので、飲み始めてから効果が現れるまで、2週間ほどかかる場合があります。「副作用が嫌だから」という理由で服用をやめてしまっては、これまでの苦労が水の泡になります。本人も、また、本人の家族も、抗うつ薬のメリット、デメリットを理解し、協力しながらつらい時期を乗り越えましょう。

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