エリスパンの効果や副作用を教えます。
気分が落ち込む、日々憂鬱で、頭痛や吐き気など身体的な症状が出て、毎朝のように会社に行きたくない。。。そんな状態が続いているという人、最近多いのではないでしょうか。ただの疲労や原因がはっきりしているものであれば、あまり心配はないのですが、明らかに以前と違う落ち込み方、周りから心配されるくらいに症状が出てしまっている場合、うつ病の可能性があります。そんな場合は専門医に相談してみましょう!
うつ病と診断されると、薬物療法が始まります。治療のとっかかりとしては一般的な療法ですね。主に処方されるものとして、ベンゾジアゼピン系のお薬が抗不安薬として処方されます。
ベンゾジアゼピン系のお薬は、ものにもよりますが、即効性が高く作用時間が長いものが多いです。今回はその中でも「エリスパン」の効果や副作用について、どのくらいの効果があり、またお薬に付き物の副作用について見ていきたいと思います。
エリスパンの効果と強さ

エリスパンの効果には以下のようなものがあります。
- 抗不安作用
- 筋弛緩作用
- 抗けいれん作用
- デパス :抗不安―強 ピーク―3 半減期―6
- ワイパックス:抗不安―強 ピーク―2 半減期―12
- レキソタン :抗不安―強 ピーク―1 半減期―20
- エリスパン :抗不安―中 ピーク―1 半減期―23
- メイラックス:抗不安―強 ピーク―0.8 半減期―122
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エリスパンの副作用と離脱症状とは!?

エリスパンはそれほど強いお薬ではありませんが、やはり副作用があります。特に注意しなければいけない副作用としては、日中の眠気やふらつきがあります。眠気については、緊張状態からエリスパンを服用することで、緊張や不安から解放され、眠気を伴います。運転や機械作業など、けがをしやすいお仕事では注意が必要ですね。
また、眠気がコントロールしにくくなるため、毎日の睡眠にも影響が出る場合があります。簡単に説明すると、夜の睡眠が浅くなり熟睡することができなくなるのです。また、エリスパンの服用をやめる際に出る離脱症状がります。エリスパンの離脱症状は比較的軽いとされていますが、長期に服用し、かつ急に止めてしまうと離脱症状が起こります。主に、イライラしたり、強い不安を感じたり、稀に手の震えなどの症状が出てしまいます。長期服用すれば、離脱症状は免れません。それでは、エリスパンの服用をやめる際、どのような方法をとればよいのでしょうか。
エリスパンの上手なやめ方

長期服用したエリスパン。離脱症状を極力抑えながら上手にやめる方法は、減量、あるいはエリスパンより弱めのお薬に変更していく方法です。主には減量していく方法がとられると思います。自己判断で一気にやめてしまうほど危険なことはありません。離脱症状であるイライラや不安感が一気に襲い掛かってきます。
私は自己判断でやめたことがあり、これら症状が一気に出てしまいました。本当に苦しく、自宅の床を転げまわるほど。結局また通院しながら治療のやり直しになってしまいました。本当に注意が必要ですね。。
ベンゾジアゼピン系の離脱症状には本当に注意し、医師と相談の上で減量する形でのやめ方をお勧めします。
まとめ

エリスパンは、現在よく処方されるお薬の中でも、効果はそんなに強いものではありません。むしろ、最近ではあまり処方されないお薬かもしれません。それでも必ず副作用があり離脱症状を伴います。治った!と自己判断でお薬をやめてしまうと、離脱症状に悩まされ、また逆戻りということも起こりかねませんね。。。
お薬は一気にやめるのではなく、徐々に、少しずつやめるものです。効果や副作用が比較的軽いとはいえ、ベンゾジアゼピン系です。かならず医師と相談しながら、副作用のことも理解してやめて行くことをお勧めします!
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