うつ病の症状を克服「うつ病治療ラボ」

うつ病の症状を治療し、克服する為の情報サイトです。うつ病の専門家の意見も踏まえながら改善に向けた情報を提供していきます。

*

うつ病が重度になるとでる2つの症状と2つの対処法【最新版】

   

最近、友達の様子が何かおかしい。後輩が元気がなく、ミスを繰り返す・・。もしかしてうつ病?病院に連れていった方がいい?そっとしておく方がいい?どうしよう・・。

うつ病の研究は進んでおり、それほど怖い病気ではありません。ただし、放置して重症になると問題が深刻になります。

数十年前のことですが、祖父が自死しました。本人も周囲も気づかぬところでうつ病が進行した結果でした。あなたの大切な人のために。うつ病が重度になった時の恐ろしさを知って下さい。

重度のうつ病の症状

重度の鬱の症状

ご存知の通り、うつ病は精神疾患のひとつで、気分の落ち込み、集中力の低下、不眠や食欲・性欲の減少などが代表的な症状です。作家の中島らもがうつ病を患った際に「生きるのに必要なエネルギーが枯渇した状態」と何かの著作で表現していました。本質をついた表現に思えます。

うつ病を症状の重さで分類すると「軽度・中程度・重度」に分かれます。軽度であればあるほど治療も簡単で、社会生活にも支障をきたしません。

友人が職場でパワハラの被害に遭いました。元気がなく、遊びに誘っても返事も来なくなり心配しました。今にして思えばあれは初期のうつ病だったのでしょう。退職したら笑顔が戻りほっとしました。うつ病の初期症状はこの程度です。

これを放っておくとだんだん重度化し、2つの深刻な症状が際立つようになります。

スポンサードリンク

うつ病が重症化すると際立つようになる2つの症状

  1. 幻覚や妄想などの精神症状。普通にコミュニケーションを取るのが困難になります。
  2. 強い自殺願望が現れ、実行に移そうとします。
どちらも社会生活に大きく支障をきたす深刻な状態といえるでしょう。

 

重度のうつ病を患い12年間引きこもった方から聞いた実際の状況

重度のうつ病により12年間(干支で一回り!)ひきこもった方がいます。「世界中の人に嘲笑される」という恐怖(被害妄想)で部屋から出られなかったとか。自殺願望も非常に強かったのですが、包丁なりロープなりを準備する気力がなかったそうです。

パワハラの友人のように自然に治癒する例も多いらしいですが、この方のように知らぬ間に重度のうつ病に進行し、人生を失ってしまうケースも珍しくないそうです。癌や白血病とは異なる意味で「死に至る病」とも言えるでしょう。

 

重度のうつ病をチェック 

重度のうつ病をチェック

ここで、簡単なチェックリストをご紹介したいと思います。医療の現場でも使われているセルフチェックで、重症度が分かるものです。

うつ病の重症度セルフチェック

次の質問の当てはまる項目にチェックを入れてください。

【典型的な症状】

1.ほとんど1日中憂鬱で沈んだ気分である

2.仕事や趣味、対人関係などに興味や喜びを感じられない

3.疲れやすくなった。活動性が低下した

 

【そのほかの症状】

4.集中力や注意力が低下している

5.自分はだめだと思う、自分に自信がない

6.「悪いのは自分だ」という罪悪感や、「自分は無価値だ」という思いにとらわれる

7.将来に希望が持てない

8.自殺したいという思いにとらわれる。自傷行為をしたことがある。

9.不眠(まれに過眠)がある

10.食欲が低下する(まれに増加)している

 

★いくつ当てはまりましたか?

設問1~3で2つ、4~10で2つ当てはまる項目があり、それが2週間以上続く=軽症うつ

設問1~3で2つ、4~10で3つか4つ当てはまる項目があり、それが2週間以上続く=中等症うつ

設問1~3で2つ、4~10で5つ以上当てはまる項目があり、それが2週間以上続く=重症うつ

 

このチェックリストは本人によるものですが、周囲から見て明らかに多くがあてはまる場合は重度の症状である可能性が高いと思われます。

主観・客観を問わず、必要性を感じる状態なら一度専門家に相談されることをお勧めいたします。最近は多くの企業や団体がメンタルヘルスの相談窓口を設けているようです。精神科に抵抗があれば、まずはそちらを頼ってもよいのではないでしょうか?

スポンサードリンク

重度のうつ病のエピソード

重度のうつ病のエピソード

うつ病はまじめで責任感が強い人がかかる病気だと言われています。体調が多少悪くても仕事を頑張りますし、常に他人に気を使っています。

 

私の祖父はとても穏やかで勤勉な人でした。いつの頃からか寝起きが悪くなっていったようでした。会社では昼食を食べないことが数年続いていたようです。

時々ため息をついているのを見ました。体調も時々崩すようになりました。仕事では順調に昇進していたようですが、先に述べたような目立ったエピソードもありませんでした。家族は誰も何も気づきませんでした。

ある日、祖母が外出先から戻ると、祖父が部屋で首をつっていました。遺書はありませんでしたが、外部の人間が侵入した形跡もありませんでした。

仕事や金銭・女性関係などのトラブルは一切なかったようです。「うつ病ですなあ」警察官がつぶやくように言ったのを覚えています。    

 

その他にも、うつ病が重度に悪化した場合のエピソードとしては遁走」(理由もなく突然家庭や職場から失踪すること)などが挙げられます。

 

重度のうつ病を回復するには?

重度のうつ病を回復するには?

うつ病の治療は「休息」「投薬」が二本柱と言われていますが、生活に支障をきたすレベルの重度になると、それだけでは困難だそうです。

こころの病気、というとカウンセリングを思い浮かべる方も多いですが、重度のうつ病に対しては、カウンセリングは効果が期待できません。

生活に支障をきたし、自殺の危険が高まるうつ病の治療においては、まず必要なのが入院治療です。

 

入院治療のメリット

  • 日常の人間関係から解放され、治療に専念できる 
  • 生活リズムを立て直すことができる(睡眠、食事など)
  • 似た環境にある患者との交流を持つことができ、孤独感から解放される
  • 医師の指導のもと集中して必要な治療(リハビリなど)を受けることができる。
などが挙げられます。

また、重度になればなるほど脳の器質的な問題が大きいので、たとえばTMS(経頭蓋磁気刺激法。脳の活動が低下している部分に刺激を与える方法)などの治療も有効とのことです。

うつ病は放っておくと危険であり、重度になればなるほど生命の危機が強く、専門的な治療が必要な病気です。

ですが、適切な治療を受ければ必ず快方に向かいます。もし、周囲にうつ病の危険のある方がおられたら、重症化している可能性が高かったら・・一日も早い受診をお勧めします。

スポンサードリンク


■一緒に読まれてる記事■

 - うつ病と症状