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「精神安定剤の副作用まとめ」強い眠気や吐き気が起きた場合

      2017/11/06

精神安定剤には抗不安作用がありますが、そのほかにも催眠作用や筋弛緩(きんしかん)作用、抗けいれん作用もあるのです。それだけの効果を持つ薬なので、当然それ相応の副作用が起こることもあります。今回は、「精神安定剤の副作用とは?」そして、その起こりうる原因について考えてみたいと思います。

ベンゾジアゼピン系の副作用について考える

医師から処方される精神安定剤のほとんどがベンゾジアゼピン系の抗不安薬に分類されています。ベンゾジアゼピンは、脳内の[GABA]と呼ばれるアミノ酸のひとつに作用して、直接、抗不安作用を脳内で強く働きかける効果を持っています。しかし、ベンゾジアゼピン系の精神安定剤には、次のような副作用が起こることもあるのです。それらを以下にまとめてみました。

強い眠気

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、強い催眠作用もともなっています。昼夜に関わらず、自身の活動時間に、強い眠気に襲われる危険性も兼ねているのです。また、ベンゾジアゼピン系のほとんどの薬は、この強い眠気の副作用が一番多いようです。

 

ふらつき

ベンゾジアゼピン系抗不安薬には、強い催眠作用の他にも筋弛緩作用が働きます。強い眠気が副作用として現れているときに、体の筋肉が緊張状態から解き放たれると、全身の力が一気に抜けるような感覚になります。ひどい場合は全く動けなくなってしまうまでに至ってしまうこともあるようです。

 

依存、離脱症状

ベンゾジアゼピン系抗不安薬には、必ずといっても過言ではないくらい「依存」の傾向が高いのです。また、依存にもそれぞれ医学的な分類があります。それは「身体依存」、「精神依存」そして「耐性」です。

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依存するという副作用の怖さ

精神安定剤の依存症になるケースとして、主に3つあります。

身体依存

薬が、体から離れていくと起こる「離脱症状」です。体が薬の効果に慣れてしまった状態で、急に服薬をやめてしまうことで急激にバランスが崩れてしまう現象です。ベンゾジアゼピン系の薬を突然、減薬、断薬をすると離脱症状は起こりやすくなるのです。

 

精神依存

精神安定剤の効果の実感の高さにより、精神的に頼りきってしまう症状のことです。効果が早く強く実感できて、さらにその効果が切れやすい薬であるほど、この症状に陥(おちい)ってしまいます。ベンゾジアゼピン系の薬の効果は抜群であることが多いので、頼らずにはいられない状態になってしまうのです。

 

耐性

この依存症が、一番多くの精神安定剤で起こりうる副作用です。薬を長い期間決められた分量で飲んでいたとしても、体はいずれ薬の成分に慣れていってしまうのです。そして、体に与える効果が少しずつ薄れていき、薬の服薬量を増やそうとします。実際、1錠で効いていたものが、2錠、3錠と増えていく例は珍しくないようです。

 

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SSRIやSNRIの副作用とは?

SSRI

SSRIとは副作用を極力少なくするために開発された抗不安薬の一種です。しかし、それでも離脱症状はあるのです。従来の抗不安薬よりもかなり軽減されているのは事実ですが、食欲不振や吐き気、便秘や暴力性が増すことなどが、最近の調査で分かってきています。

SNRI

SNRIとは、ピンポイントでうつ病に効果を発揮し、かつ副作用も従来の薬よりもかなり軽減されたものとされている、たいへん高い治療効果で有名な抗うつ剤ですが、それでも副作用はでるのです。強い頭痛や吐き気、倦怠感などが主な症状として挙げられています。

 

トランキライザーの脅威

穏やかな効き目を持つ「デパス」や「ソラナックス」のような抗不安薬はマイナートランキライザーと呼ばれ、それらに比べると劇的な効力を発揮する「セレネース」や「レボトミン」などの抗精神病薬はメジャートランキライザーと呼ばれます。精神安定剤は主にこの2種類に分類されていますが、共通していることは「どちらも直接脳に作用する」という点なのです。

強い眠気やふらつき、食欲不振や吐き気などの多くの副作用がともなう精神安定剤を服薬し続けて、それでもうつ病を克服しようとすることは、ある意味で間違いではないのでしょう。しかし、依存症や離脱症状に苦しみながら、このトランキライザーと呼ばれる精神安定剤を続けることは、ある意味では「生き地獄」ではないでしょうか。脳に直接作用されて作られた安堵感は、永遠に続くものではないのです。トランキライザーの脅威、その副作用を恐れて下さることを、強くおススメいたします。

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