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歌手の耳のイヤホンの真実 耳の寿命をすり減らし歌っている!?

      2016/04/16

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ここ最近、多くの音楽アーティストや歌手が、音楽番組やライブなどで耳に「イヤホンらしきもの」を着けている場面をよく目にすると思います。大体、予想はつくと思いますが「おそらく音のテンポの確認かな?」とか「スタッフとのやりとりなのかな?」と確証はないけれど、そう思えるはずです。では実際のところどうでしょう?

ほとんど正解で、じつはこの「イヤホンのような物体」からは、音のテンポはもちろん、楽曲がそのまま流されていることや、ライブ中や、テレビ番組中でも即時にスタッフの指示が届くためのものとして使用されているのです。

確かにスタッフの指示を受けるのには便利そうですが、それ以外にも、どうやら理由があるようです。はたして、この「イヤホンらしきもの」の正体とは?そして、この「イヤホンらしきもの」、実は多用しすぎると「重大な疾患」になる恐れがあるというのです。少しだけ前置きが長くなりましたが、今回はそんなお話をしていきたいと思います。

イヤホンらしきものの正体、それは通称「イヤモニ」というものだった!

正式名称は「イヤーモニター」(以下、イヤモニと表記)でイヤホンとは別物として考えられています。このイヤモニ、じつは歌手や音楽アーティストにとって、とても重要な役割を果たしているのです。その役割、いわゆる「メリット」を次のようにまとめました。

音のテンポをとる!

大音響が直接耳に入るのと、セーブされた聞きやすい音響とでは、テンポの取りやすさやタイムラグも段違いです。細かな音響調節を、歌手の耳もとで直接行えるのです。

 

スタッフとのやり取りに便利!

イヤモニを介して、スピーディーに歌手へ、時間の経過やイベントの変更などを伝達できます。公演終了まで、トラブルなく終わらせるための必須アイテムです。

 

ステージでの躍動の場が広がる!

これが、歌手にとって最大のメリットでしょう。聞きやすい音響が耳元でたえず流れているので、ステージや観客席まで自由に動いても、音の変化やテンポ、タイムラグなどを気にすることなく、正確に歌えるのです。

 

耳への負担が減る!

ライブ演奏の音響はとにかく爆音そのものです。メーカーが、歌手それぞれにオーダーメイドで仕上げていることが多いといわれるイヤモニは、遮音性も抜群なのです。爆音から耳を守るのにも一役かっているようなのです。

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早々にまとめ、と思いきや・・・じつは続きます!

このようにメリットの多い「イヤモニ」。ここまでの説明で、「別に問題ないのでは?」と思われる方が、ほとんどであると思います。が、しかしそう思うのは、ここまでの説明では「デメリット」を1つも書いていないからです。では、冒頭でもお話しした「重大な疾患」、つまりイヤモニの「デメリット」について考えていきたいと思います。

 

重大な疾患!?その正体とは!!

結論からお話します。イヤモニを多用すると「難聴(なんちょう)」になります。これは事実に基づいたお話です。少しだけ詳しくお話しすると、難聴でもいくつか種類があって、この場合は「騒音性難聴」という疾患になります。

聴覚を失う理由の主な原因は「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」が破壊されることです。この「有毛細胞」と呼ばれるものは、耳の奥の蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる器官に生えていて、機械的な振動を電気信号に変える役割を担(にな)っています。

このおかげで、脳が電気信号として、はじめて音を認識できるのです。耳は鼓膜(こまく)が大事だと言いますが、実は鼓膜よりもかなり重要な存在です。

年齢が比較的若いときは、この有毛細胞も多少の疲れ(爆音などを受けることによる疲れ)にはびくともしませんが、年を重ねると共に、疲れやすくなってきます。老化による難聴というのも、この有毛細胞の老化が原因のひとつなのです。しかし、ここ最近では若年性難聴という病気も多いようです。話が少しそれてしまいましたが、今回のイヤモニの難聴は、まさにこの症状と深いつながりを持っています。

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歌手にも大打撃!イヤモニの被害とは!?

有毛細胞の長さは個々に違い、様々です。その違いにより、様々な周波数を聞き分けられる仕組みになっています。例えば、長い有毛細胞と短い有毛細胞があり、短い方だけが疲れてくると、短い方が担当している周波数だけ聞きとりづらくなるのです。

この原理で歌手の方へ、イヤモニによる難聴の魔の手が迫ってきます。

もともと耳の良い歌手は、周波数、つまり音を履き違えることなどプロとしてありえないのですが、イヤモニを導入してから、「右と左でバランスがおかしい」、「左の音量だけ聞きとりづらい」など、歌手の方の多くが言っているようです。この現象は、イヤモニのトラブルなのでしょうか?いや、違うのです。この現象は歌手の方自身の「聞こえ方」に問題が出てしまっているのです。有毛細胞の一部が破壊されて、聞き取れない音が出てきているという、まさに歌手の方へ難聴の魔の手が迫っている瞬間なのです。

当然、性能の良いイヤモニは、いとも簡単に音響を調節し、即座に歌手の方を正しい方向へ導くでしょう。しかし、ひとたびイヤモニから解放され、生音で正しい音響のバランスを取ろうとすると、そこで悲劇が待っています。生音で正しい音響バランスを知覚できない自分がそこにいたのです。

音楽家にとって、これほど耐えがたい損失があるでしょうか。通常、イヤモニは両耳で使用するようですが、方耳だけで使用するは、さらによくない傾向にあるようです。なぜなら、イヤモニを着けていない耳から入ってくる外の音に惑わされないように、イヤモニを着けている耳の音量をさらに大きくするのです。これはもはや危険領域であるといわれ、ライブなどでも方耳のみのイヤモニ着用は、スタッフが歌手の方に「自己責任」、「任意」という形をとっていることも少なくはないようです。

 

まとめ

イヤモニには、メリットがありますが、それを覆すようなデメリットもあるということです。本来、耳を守るために生まれてきたイヤモニが、じつは耳を破壊していたという事実に、多くの歌手の方も困惑しているようで、実際、イヤモニを使わない方も少なくないようです。

しかし、優秀なイヤモニはライブ音響を自在にコントロールできるため、耳が破壊されることが分かっていても、ライブのため、お客さんのために使用し続けている歌手の方が、やはり大多数なのです。

イヤモニにより最良で最小限の音の世界で、完璧な演奏をしている歌手やアーティストのライブ本番中は、観客の大声や爆音でにぎわっているという、なんとも皮肉な「遮音された別世界」、それでも歌手は、アーティストは、自分の命といえる耳をすり減らしてでも、ファンのために演奏しているのです。そんな歌手の方に「イヤモニはおススメできません」などと口が裂けても言えないこと、これもまた事実なのではないでしょうか。

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