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サインバルタの副作用を専門家の視点から解説

      2017/10/21

サインバルタは抗うつ薬の一種で、カプセルで飲むお薬です。日本では比較的新しい薬になりますが、世界では最も処方されている抗うつ剤といわれています。ここでは、サインバルタの特徴や副作用について見ていきましょう。

サインバルタって、そもそもどんなお薬?

サインバルタは、脳内のセロトニンやノルアドレナリンを増やすことで効果を発現させる、SNRIと呼ばれるお薬の一種です。セロトニンは気分の落ち込みや不安を改善させ、ノルアドレナリンは意欲や気力の低下を改善させる効果があるといわれています。特に、これまでの抗うつ剤では効果が少なかったといわれる、意欲低下の改善へ効果を示す点で、一定の支持を集めています。

また、サインバルタは心因性疼痛にも効果を示します。心因性疼痛とは、身体には異常がないにも関わらず、心理的要因によって体に生じる痛みのことをいい、うつ病患者の約60%は何らかの痛みを伴っているともいわれています。

なお、サインバルタはうつ病の治療以外にも、慢性疼痛に効果があるため、糖尿病に伴う神経痛や整形外科領域の痛みなどにも効果があるといわれています。

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副作用にはどんなものがあるの?

サインバルタは比較的副作用の少ない薬といわれていますが、人によっては様々な副作用が出ることもあるようです。服用から比較的早い段階で出現する副作用は、吐き気です。服用してしばらくすると改善されていくことが多いですが、辛いようなら主治医と相談しましょう。

また、サインバルタにはノルアドレナリンを増やす効果があり、ノルアドレナリンには意欲を高める作用があるため、覚醒する方向に働きます。このため、副作用として不眠の訴えがみられる場合があります。不眠は日中の活動に影響を及ぼすなど、生活に支障をきたす場合があるため、主治医や薬剤師と相談しながら薬を服用するようにしましょう。

その他の副作用としては、頻脈や血圧上昇・頭痛・便秘などがあり、また人によっては尿閉が起こることがあります。尿閉とは、尿がたまっているのにうまく排尿できない状態をいい、高齢者や前立腺肥大症のある人は特に注意が必要です。

また、多くはないですが、「セロトニン症候群」として震えや発汗・もうろうとした状態などを引き起こすことがあります。震えは、抑えようと思ってもそれができず、自分の意思とは無関係に体が小刻みに震えてしまいます。その場合には、すぐに服用を中止する必要がありますので、主治医の判断を仰ぐようにしましょう。

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飲み合わせの注意点は?

併用禁忌とされているのが、セレギリン塩酸塩(エフピー)です。サインバルタと併用することにより、脳内のセロトニンが増えすぎてしまい、セロトニン症候群が出現しやすくなります。

ハーブの一種であるセント・ジョーンズ・ワート(セイヨウオトギリソウ)も、「セロトニン症候群」を誘発する恐れがあります。健康食品としても発売されているので、服用の際は注意が必要です。

また、アルコールは副作用を出現させやすくするといわれているため、控えるようにしましょう。

 

まとめ

初めて服用する抗うつ剤を処方されると、比較的早い段階で受診するよう指示があるでしょう。これは、薬の効き目や副作用の程度の確認のためで、きちんと受診することは治療を継続する上で重要です。

また、服用して、少しでも体に異変を感じたら、主治医や薬剤師に相談しましょう。自己判断による服用中止や量の増減は危険です。仕事や家庭のことで忙しくても、受診して専門家に診てもらうことは大切です。

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